映画にもドラマにもなった「グーグーだって猫である」は愛猫グーグーの死で終った。続編はないんだろうな、と思っていたらなぁ〜んと、「キャットニップ」のタイトルで戻ってきた。本当にうれしい。「グーグー」と何か変わったのか、と問われれば、何も変わっていない。相変わらずのエッセイコミック!相変わらずの猫たちとの狂乱の日々である。
最初に「うちには12匹の猫がいます」と書かれていて仰天する。さらに大島さんチの周りにはノラ猫がたくさんいる。彼女はその世話もしっかりとしちゃうのだ。ノラに食事を与える。その代わりに、時々彼らを捕獲して自費で避妊手術を受けさせる。このことだけでもスゴいなぁ、とうなってしまう。大島弓子、本当に猫好きなんだなぁ。
「グーグー」と同様に、この本の中でも何匹も猫が死に、病気になり、さらに何匹ものノラと仲良くなる。大島さんがおかしいのは、これだけ家猫がいるのにそのノラたちに「うちの猫になりな」と声をかけてしまうところだ。なんだかすごい。「キャットニップ」を読んでると何度も泣きそうになる。そして、わが家の犬がさらにさらに愛おしくなった。「1」なんだから続きもあるんだな。うれしいぞ。
2014.11.17 さて、今週が正念場。やるっきゃない。読書はジュンパ・ラヒリ「低地」。この人は本当にうまいなぁ。
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