また、本の話をしてる

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2017.8/4週)

 出た本。伊集院静の「愚者よ、おまえがいなくなって淋しくてたまらない」が文庫になってました。ううむ、「いねむり先生」は読んだんだけどなぁ。これは読んでない。たぶん、タイトルが情緒的で好きじゃなかったからじゃないかなぁ。でも、文庫になったから読んでみるか。

 

  さて、出る本。というか、出る雑誌。「オール讀物9月号」(8/22)は直木賞発表号ですが、総力特集「佐藤正午の世界」。内容はこんな感じです。

 

第157回直木賞発表「月の満ち欠け」佐藤正午の世界 総力特集
受賞作掲載(抄録)/自伝エッセイ
対談 ×竹下昌男(映画監督)
映画「ジャンプ」の監督と語り尽くす制作秘話・創作裏話
池上冬樹 クセになる佐藤正午のベスト10
祝エッセイ 私が愛する正午ワールド
山本文緒・東山彰良・島内景二

直木賞作家競作
石田衣良/姫野カオルコ/朱川湊人
宮城谷昌光 三国志名臣列伝 後漢篇

〈衝撃の小説家デビュー! 〉
髙見澤俊彦〈THE ALFEE〉
音叉
学生運動、フォーク、ロック喫茶……。七〇年代を舞台にメジャーデビューをめざす
若者たちの恋と葛藤をえがいた初の小説

特別読物 浅田真央を忘れない 宇都宮直子
新連載エッセイ 山本一力 ルート66

人気連載小説 小池真理子/乃南アサ/西村京太郎
シリーズ最新作
陰陽師 夢枕獏/まんまこと 畠中恵
閉店屋五郎 原宏一/新選組残月伝 小松エメル

岸惠子 愛のかたち(後編)

 

  これ、佐藤正午ファンとしてはぜひ欲しいなぁ。受賞作「月の満ち欠け」は抄録(全部は載ってない)なので、未読の人はぜひぜひ本を買って読んでください。あ、今在庫なしになっているのは、アルフィーの高見澤さんの小説家デビュー作が掲載されているからのようですよ。

 

 出る本、「しんせかい」で芥川賞を受賞した山下澄人の受賞第一作「ほしのこ」(8/24)が出ます。「この小説は、これまで『わかりにくい』といわれるものばかりを書いてきたぼくが(わかりにくくしようというつもりはないのです、、、)、できたら小学生や中学生にも読んでほしいと書いてみた作品です」という作者の言葉がツイッターで紹介されていました。なんと、のんさんが帯を書いています。気になる!!

 

○山下澄人「しんせかい」の書評はこちら

 

 ◯これまでの「出る本、出た本」はこちらでまとめて。

 

 2017.8.20 昨日の雷雨はすごかったなぁ。ヒョウも降りました。個人的にはもう暑くならなくていいんだけど今週中盤から暑さが戻りそう。読書は燃え殻「ボクたちはみんな大人になれなかった」。

 

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