さて、映像化情報、いろいろ出てきているのをまとめてみました。まずは村上春樹の短編集「女のいない男たち」所収の「ドライブ・マイ・カー」が映画に。しかも、メガホンをとるのが「寝ても覚めても」「ハッピーアワー」の監督で「スパイの妻」の脚本も手がけた濱口竜介監督。「ドライブ・マイ・カー」かぁ。あの短編集の中では個人的にはそれほど心惹かれなかったけれど映像化はちょっと楽しみ。あ、もう帯になってる。主演が西島秀俊で三浦透子、霧島れいか、岡田将生他。8月20日全国公開予定です。昨日、カンヌのコンペティション部門への出品も発表されました。なんと2時間59分!!!
佐藤正午の「鳩の襲撃法」(文庫で上下2巻)も映画になります。山田風太郎賞受賞作!8月27日全国公開!藤原竜也、土屋太鳳、風間俊介、西野七瀬、豊川悦司他。
原作の内容紹介をアマゾンから。
かつて直木賞も受賞した作家・津田伸一は、とある地方都市で送迎ドライバーをして糊口をしのいでいた。
以前から親しくしていた古書店の老人の訃報が届き、形見の鞄を受け取ったところ、中には数冊の絵本と古本のピーターパン、それに三千枚を超える一万円札が詰め込まれていた。
ところが、行きつけの理髪店で使った最初の一枚が偽札であったことが判明。
勤務先の社長によれば、偽札の出所を追っているのは警察ばかりでなく、一年前の雪の夜に家族三人が失踪した事件をはじめ、街で起きる騒ぎに必ず関わる裏社会の“あのひと”も目を光らせているという。
こんな小説アリなのか!
小説表現の臨界点を超えた、まさに先が読めない展開――かつてない読書体験を約束します。存分にお愉しみください。
主人公の元直木賞作家・津田伸一は小説「5」にも登場するキャラクター。藤原竜也とは思わなかったけれど、さて、どんな映画に仕上がっているのか?監督のタカハタ秀太をよく知らないのでちょっと不安も。
上橋菜穂子の傑作で本屋大賞受賞作「鹿の王」(文庫で全4冊)は「鹿の王 ユナと約束の旅」というタイトルでアニメに。9月10日公開。「君の名は。」の作画監督を務めた安藤雅司が初監督。主人公の2人、ヴァンとフォッサルの声は堤真一と竹内涼真、謎の女戦士サエは杏が担当します。まぁ、この壮大な物語は実写は難しいでしょうね。アニメ、タッチとか気になりますが楽しみ!!
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