ちょっと遅くなりましたが先週発表された今年の泉鏡花文学賞、受賞作は松浦理英子さんの「最愛の子ども」でした。パチパチパチ!去年の受賞作、川上弘美さんの「大きな鳥にさらわれないよう」は読んだのですが、この小説は未読です。どんな小説なのか、アマゾンの紹介文を引用してみますね。
日夏(ひなつ)と真汐(ましお)と空穂(うつほ)。
夫婦同然の仲のふたりに、こどものような空穂が加わった。
私立玉藻(たまも)学園高等部2年4組の中で、
仲睦まじい3人は〈わたしたちのファミリー〉だ。
甘い雰囲気で人を受け入れる日夏。
意固地でプライドの高い真汐。
内気で人見知りな空穂。
3人の輪の中で繰り広げられるドラマを、
同級生たちがそっと見守る。
ロマンスと、その均衡が崩れるとき。
巧みな語りで女子高生3人の姿を描き出した傑作長編。
この紹介より、同じアマゾンに掲載されている「週刊文春」に載った佐久間文子さんの評がいいです。上の本のリンクページに掲載されているので読んでみてください。それから、賞のサイトに1973年の第1回からの受賞作が載っているのですが、見てみるとおもしろいですよ。これもぜひ!
○昨年度受賞作、川上弘美「大きな鳥にさらわれないよう」の書評はこちら
【書評ランキングに参加中】
ランキングに参加中。押していただけるとうれしいです。