発表されましたね、今年上半期の芥川賞、直木賞候補作。早速、芥川賞から。おっ、またまた古市さん!!
【芥川賞候補】
◯今村夏子「むらさきのスカートの女」(小説トリッパー春号)
◯高山羽根子「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」(すばる5月号)
◯古市憲寿「百の夜は跳ねて」(新潮6月号)
◯古川真人「ラッコの家」(文学界1月号)
発売されているのは今村さんの作品のみ。古市さんの小説は6月27日発売予定です。彼と高山さんは連続ノミネート!古市さん、前作は読まなかったけれど、どうなのかな?今村さんと古川さんは3回目のノミネート。李さんは台湾生まれで日本在住、初めての候補です。ううむ、今村、高山のW受賞????
直木賞候補は6作で、全員女性というのがすでに話題にもなっています。まぁ、おもしろい物語は今、女性が書いているってことです。男性の皆さんも彼女たちの小説をもっと読んだ方がいいぞ。
【直木賞候補】
◯朝倉かすみ「平場の月」
◯大島真寿美「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」
◯窪美澄「トリニティ」
◯柚木麻子「マジカルグランマ」
朝倉さんの「平場の月」は山本周五郎賞受賞作。澤田さんは時代小説の新鋭ですが、大島さんの候補作も彼女にとっては初めての時代小説、これはちょっと気になります。柚木さんはノミネート5回目、ううむ。とはいえ、僕にとっては前回もノミネートされた窪美澄さんとアート小説では敵なしの原田マハさん、全作読んでいる2人をやっぱり応援したい。特に窪さんの「トリニティ」はいま読んでるところでイチ推し!選考会は7月17日に行われます。
【書評ランキングに参加中】
ランキングに参加中。押していただけるとうれしいです。