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【文学賞】第161回芥川賞・直木賞(令和元年上半期)候補作、発表!直木賞は候補者全員が女性!さて選ばれるのは?

 発表されましたね、今年上半期の芥川賞、直木賞候補作。早速、芥川賞から。おっ、またまた古市さん!!

 

【芥川賞候補】

 

◯今村夏子「むらさきのスカートの女」(小説トリッパー春号)

◯高山羽根子「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」(すばる5月号)

◯古市憲寿「百の夜は跳ねて」(新潮6月号)

◯古川真人「ラッコの家」(文学界1月号)

 

 発売されているのは今村さんの作品のみ。古市さんの小説は6月27日発売予定です。彼と高山さんは連続ノミネート!古市さん、前作は読まなかったけれど、どうなのかな?今村さんと古川さんは3回目のノミネート。李さんは台湾生まれで日本在住、初めての候補です。ううむ、今村、高山のW受賞????

 

  直木賞候補は6作で、全員女性というのがすでに話題にもなっています。まぁ、おもしろい物語は今、女性が書いているってことです。男性の皆さんも彼女たちの小説をもっと読んだ方がいいぞ。

 

【直木賞候補】

 

◯朝倉かすみ「平場の月」

◯大島真寿美「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」

◯窪美澄「トリニティ」

 
◯澤田瞳子「落花」
◯原田マハ「美しき愚かものたちのタブロー」

◯柚木麻子「マジカルグランマ」

 朝倉さんの「平場の月」は山本周五郎賞受賞作。澤田さんは時代小説の新鋭ですが、大島さんの候補作も彼女にとっては初めての時代小説、これはちょっと気になります。柚木さんはノミネート5回目、ううむ。とはいえ、僕にとっては前回もノミネートされた窪美澄さんとアート小説では敵なしの原田マハさん、全作読んでいる2人をやっぱり応援したい。特に窪さんの「トリニティ」はいま読んでるところでイチ推し!選考会は7月17日に行われます。

 

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