さて、2025年上半期の芥川賞、直木賞候補作が発表になりました。芥川賞4作、直木賞6作。まずは芥川賞の全候補作を!
【芥川賞候補】
◯グレゴリー・ケズナジャット「トラジェクトリー」(文學界6月号)
◯向坂くじら「踊れ、愛より痛いほうへ」(文藝春季号)
◯日比野コレコ「たえまない光の足し算」(文學界6月号)
芥川賞、今回は4人。不作? グレゴリー・ケズナジャットさんと向坂くじらさんは2回目。駒田隼也さんと日比野コレコさんは初めて。「トラジェクトリー」のケズナジャットさんはデビュー2作目の「開墾地」でノミネート。アメリカ出身でデビュー作「鴨川ランナー」が京都文学賞を受賞しています。向坂(さきさか)くじらさんは初めての小説「いなくなくならなくならないで」が候補作に。「踊れ、愛より痛いほうへ」は2作目です。駒田隼也さんは今年、群像新人文学賞受賞のデビュー作「鳥の夢の場合」で候補に。日比野コレコさんはデビュー作「ビューティフルからビューティフルへ」で文藝賞を受賞。「たえまない光の足し算」は3冊目です。え〜っと21歳。若い!
で、まぁ、単行本化されてるのが「踊れ、愛より痛いほうへ」だけで、他はどんな小説なのかもよく分からないし、全然見当がつかない。最年少、コレコさんを応援しようかな。
選考委員は小川洋子・奥泉光・川上弘美・川上未映子・島田雅彦・平野啓一郎・松浦寿輝・山田詠美・吉田修一。
【直木賞候補】
◯逢坂冬馬「ブレイクショットの軌跡」
◯青柳碧人「乱歩と千畝 RANPOとSENPO」
◯芦沢央「嘘と隣人」
◯塩田武士「踊りつかれて」
◯夏木志朋「Nの逸脱」
選考会は7月16日開催、誰が選ばれるのか楽しみ、楽しみ!!
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