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【文学賞】第173回芥川賞・直木賞(令和7年上半期)候補作発表!芥川賞4人、直木賞は6人。直木賞、「乱歩と千畝 RANPOとSENPO」が気になる

 さて、2025年上半期の芥川賞、直木賞候補作が発表になりました。芥川賞4作、直木賞6作。まずは芥川賞の全候補作を!

 

【芥川賞候補】

◯グレゴリー・ケズナジャット「トラジェクトリー」(文學界6月号)

◯向坂くじら「踊れ、愛より痛いほうへ」文藝春季号)

 

◯日比野コレコ「たえまない光の足し算」(文學界6月号)

 

 芥川賞、今回は4人。不作? グレゴリー・ケズナジャットさんと向坂くじらさんは2回目駒田隼也さんと日比野コレコさんは初めて。「トラジェクトリー」ケズナジャットさんはデビュー2作目の「開墾地」でノミネート。アメリカ出身でデビュー作「鴨川ランナー」京都文学賞を受賞しています。向坂(さきさか)くじらさんは初めての小説「いなくなくならなくならないで」が候補作に。「踊れ、愛より痛いほうへ」は2作目です。駒田隼也さんは今年、群像新人文学賞受賞のデビュー作「鳥の夢の場合」で候補に。日比野コレコさんはデビュー作「ビューティフルからビューティフルへ」文藝賞を受賞。「たえまない光の足し算」は3冊目です。え〜っと21歳。若い!

 で、まぁ、単行本化されてるのが「踊れ、愛より痛いほうへ」だけで、他はどんな小説なのかもよく分からないし、全然見当がつかない。最年少、コレコさんを応援しようかな。

 

選考委員は小川洋子・奥泉光・川上弘美・川上未映子・島田雅彦・平野啓一郎・松浦寿輝・山田詠美・吉田修一

 

【直木賞候補】

◯逢坂冬馬「ブレイクショットの軌跡」


◯青柳碧人「乱歩と千畝 RANPOとSENPO」


◯芦沢央「嘘と隣人」


◯塩田武士「踊りつかれて」

 

◯夏木志朋「Nの逸脱」

選考会は7月16日開催、誰が選ばれるのか楽しみ、楽しみ!!

 

◯これまでの芥川賞・直木賞関連の記事はこちらから!

 

 

 

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