さて、出る本。京都新聞など地方紙に連載されていた原田マハの大長編「風神雷神」(10/31)が上下2巻で発売になります。「風神雷神」といえば俵屋宗達の図屏風がすぐに思い浮かびますが、宗逹の話?アマゾンの紹介文を引用してみます。
美術(アート)という名のタイムカプセルが、いま、開かれる――。
日本が誇る名画『風神雷神図屏風』を軸に、海を越え、時代を超えて紡がれる奇跡の物語!
20××年秋、京都国立博物館研究員の望月彩のもとに、マカオ博物館の学芸員、レイモンド・ウォンと名乗る男が現れた。彼に導かれ、マカオを訪れた彩が目にしたものは、「風神雷神」が描かれた西洋絵画と、天正遣欧少年使節の一員・原マルティノの署名が残る古文書、そしてその中に記された「俵…屋…宗…達」の四文字だった――。
織田信長への謁見、狩野永徳との出会い、宣教師ヴァリニャーノとの旅路……
天才少年絵師・俵屋宗達が、イタリア・ルネサンスを体験する!?
アートに満ちた壮大な冒険物語!
そうか、宗逹に天正遣欧少年使節団も絡んでくるんだ。原田さんは歴史と虚構をないまぜにしたアート小説が得意ですが、これもそんな物語のようです。読むのが楽しみ!
東京での展覧会がすごくよかったヒグチユウコ、最新作「ラブレター」(11/1)が出ます。ヒグチさんが愛しいものたちへ贈る32のラブレター。詩画集のような小さな絵本だそうです。これもしっかりとチェックしなくちゃ。
さてもう1冊、「〆切本」って本を覚えていますか?締め切りにジタバタする作家たちの様子をエッセイなどからピックアップしたおもしろアンソロジー。「〆切本2」なども併せて5万部突破のヒットになったそうです。そして、そのシリーズに新たな1冊が!「お金本」(11/1)です。ううむ、これは期待できそう。アマゾンの内容紹介を引用してみます。
「キツト、キツト、お返しできます。」
「〆切」の次は「お金」! 累計5万部、話題の文豪アンソロジー最新作。
友人に借金し、借りた金で酒を呑み、親の脛を囓り、執筆以外の金儲けを考える。
現実と理想の間でもがきながら、今日を力強く生きるのだ。
貯金は底をついても才能は枯渇しない。
作家、実業家、ミュージシャンまで総勢96人、生きるか死ぬかのお金ばなし100篇。
いやいや、お金に目をつけたのはさすがですね。今度はミュージシャンも登場かぁ。これはぜひぜひ読みたいぞ。え〜っと誰のどんな話かは下の左右社の紹介サイトを見てみてください。
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