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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!ブレイディみかこあの名作が文庫に。新刊「他者の靴を履く」も気になる!(2021.6/4週-7/1週)

 

 さて、出た本。大きな話題になったブレイディみかこ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」文庫になりました。表紙は単行本とほぼ同じ。この表紙好きなんだよなぁ。もちろん内容も刺激的ですごくおもしろい。「ぼく」というのはみかこさんの中学生のお子さんのことですが、彼が向き合うことになる英国内の様々な問題はまさに世界の問題で、これを読んで考えることがいっぱいありました。詳しくは僕の書評を!ぜひぜひ読んで欲しい1冊です。

 

 ブレイディみかこさん、新刊も出ました。「他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ」。このタイトルとサブタイトルでピンとくる人は「ぼくはイエロー〜」既読の人ですね。エンパシーとシンパシーの話は前書でも興味深いものでした。そこにアナキズムが融合しちゃう??詳しくはアマゾンの紹介文を!

 

「文學界」連載時から反響続々!
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』に次ぐ「大人の続編」本。

「わたしがわたし自身を生きる」ために――
エンパシー(=意見の異なる相手を理解する知的能力)
×アナキズムが融合した新しい思想的地平がここに。

・「敵vs友」の構図から自由に外れた“エンパシーの達人”金子文子
・「エンパシー・エコノミー」とコロナ禍が炙り出した「ケア階級」
・「鉄の女」サッチャーの“しばきボリティクス”を支えたものとは?
・「わたし」の帰属性を解放するアナーキーな「言葉の力」
・「赤ん坊からエンパシーを教わる」ユニークな教育プログラム…etc.

“負債道徳”、ジェンダーロール、自助の精神……現代社会の様々な思い込みを解き放つ!
〈多様性の時代〉のカオスを生き抜くための本。  

 

 おぉ!なんだか分からん部分もありますが、みかこさんの軽快な文章ならちゃんと理解できるんじゃないかなぁ。これ、読みます。

 

 ◯これまでの「出る本、出た本」はこちらを!

 

2021.6.28  本当にこれで五輪やって大丈夫か?って感じが日増しに強くなってくる。できるのか五輪???読書は金原ひとみ「アンソーシャルディスタンス」。