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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!太陽の地図帖「よしながふみ『大奥』を旅する」、ソン・ウォンピョン「三十の反撃」!「BRUTUS」最新号は特集「やさしい気持ち。」(2021.8/3週)

 出た本。平凡社の雑誌「太陽」にはいろいろ別冊があるのですが、その中の「太陽の地図帖」名作まんがシリーズの最新刊として「よしながふみ『大奥』を旅する」が出ました。アマゾンの紹介文を!

 

「太陽の地図帖」名作漫画シリーズの最新刊! 16年にわたる連載が完結した、よしながふみによるSF時代劇『大奥』。女将軍が統べる男女逆転の江戸時代を、専門家による徹底解説でひもとく。よしながふみの特別ロングインタビューや、貴重な原画やネームなども多数掲載。よしながふみファン、『大奥』ファン、必携の一冊。150人の登場人物図鑑つき。

 

 「大奥」、最後までおもしろかったですね。これはもうファンは必携!平凡社のホームページでは中身も少し見られるます。こちら。

 

 

 

 さらに出た本。「アーモンド」が2020年本屋大賞翻訳小説部門で第1位に輝いたソン・ウォンピョンの新作「三十の反撃」出ました。今勢いがある韓国文学。これも期待できそう。アマゾンの紹介文を!

 

1988年ソウルオリンピックの年に生まれ、三十歳になった非正規社員のキム・ジヘ。88年生まれに一番多い名前「ジヘ」と名付けられた彼女はその名の通り、平凡を絵に描いたような大人になっていく。
大企業の正社員を目指すジヘの前に現れたのは、同じ年の同僚ギュオク。彼の提案する社会への小さな反撃を始めることになったジヘは、自身を見つめなおし、本当にしたかったことを考えるように。そして、ついに「本当の自分」としての一歩を踏み出すことになる――。

 

「アーモンド」、既読ですがとてもよかったのでこちらも。僕の書評です。 

 

 

 さて、もう1冊。というか雑誌ですが最新号の「BRUTUS」特集「やさしい気持ち。」。「BRUTUS」メールからの引用です。

“やさしさ”に真剣に向きあってみたいと思います。
時代が大きく変わり、リアルなコミュニケーションが失われ、あまりに忙しない現在。今こそ必要なのは、他者への思いやりやリスペクトではないでしょうか。
今回の特集は「やさしい気持ち」。社会、エンタメ、芸術、場所、言語など様々な切り口から、曖昧で目に見えない“やさしさ”という言葉の可能性を考えてみました。

やさしい、建築/やさしい、にほんご/やさしい、テック/自分に、やさしく/やさしい、現場/新宿は、やさしい/やさしい、現場……
社会の中で垣間見える“やさしさ”を、12のトピックスから考えます。
また、崎山蒼志さん、サーヤさん(ラランド)、上出遼平さん、しまおまほさん、風吹ジュンさん、塩見三省さん、森崎ウィンさん、MIKIKO先生など、総勢25名の著名人、文化人が考える個人と社会の“やさしさ”のかたち。世代も違えば、価値観も多様な彼ら/彼女らの言葉には“やさしさ”を考えるヒントが詰まっています。

Book in Bookは「やさしいとき40」。
古今東西の映画、ドラマ、小説、音楽、マンガ、芸術から心がふっと軽くなる珠玉のシーンや言葉を抜き出した名作選。『魔女の宅急便』、『コジコジ』など、クラシックスから、『大豆田とわ子と三人の元夫』はじめ現代のやさしさ観が現れる名場面も必見です。

“やさしさ”には、答えも正解もありません。
それでも、私たちは“やさしさ”という目に見えないものが人や社会を豊かにしてきたことを知っています。時代が変わる今だからこそ、一度立ち止まって考えてみませんか? 

 

 うむ、「BRUTUS」のこういう特集も珍しいですね。同じマガジンハウスの「&Premium」なんかでやりそうだけど。ちょっと興味があるのでこれは買って読んでみることにします。

 

◯これまでの「出る本、出た本」はこちらを!

 

2021.8.16 今日はまだお盆休みなんでしょうか?昨日は日曜でも感染者が多かったコロナも気になります。読書は燃え殻「これはただの夏」!!!