第16回の中央公論文芸賞は山本文緒さんの「自転しながら公転する」に決まりました。推しの1冊なのでとてもうれしい!!審査員は浅田次郎、鹿島茂、林真理子、村山由佳の4氏。「ありふれた地方都市で生きる閉塞感、コンプレックスと、その一方にある自負。まさに今のリアルが描かれている」「会話のうまさに天性のものがある」との評。同書は5月に島清恋愛文学賞も受賞しています。
うむ、よかったよかった。これはプロローグ、エピローグもすごいし、親の看病のため実家に戻り、ショッピングモールのアパレルショップで働く32歳の女性・都の「今」をリアルに描いて見事です。タイトルもいいよなぁ。僕の書評も読んでみてください。
山本文緒さんは9月に「ばにらさま」という短編集が出ます。こちらも楽しみ!