さて、出る本、角田光代「方舟を燃やす」(2/29)出ます。まずはアマゾンの紹介文を。
オカルト、宗教、デマ、フェイクニュース、SNS。あなたは何を信じていますか?
口さけ女はいなかった。恐怖の大王は来なかった。噂はぜんぶデマだった。一方で大災害が町を破壊し、疫病が流行し、今も戦争が起き続けている。何でもいいから何かを信じないと、何が起きるかわからない今日をやり過ごすことが出来ないよ――。飛馬と不三子、縁もゆかりもなかった二人の昭和平成コロナ禍を描き、「信じる」ことの意味を問いかける傑作長篇。
角田さんは「源氏物語」の現代語訳にかかる前はよく読んでたのですが、その後、なぜか読まなくなっちゃいました。でも、これは気になる!「信じることの意味」は現代人にとって大きなテーマだよなぁ。久々にじっくりと読みたいぞ!!
いとうせいこう 「東北モノローグ」(2/27)出ます。いとうさんは東日本大震災を題材にした「想像ラジオ」がスゴくて、これは僕の2013年の年間ベストのベスト1です。この「東北モノローグ」は現地で彼が被災者から直接聞いた当時の状況や人々の声を集めた1冊。アマゾンの紹介文はこんな感じ。
震災の癒されえぬ傷痕、そのうえを流れた時間はなにを残したのか。東北の人々の声に耳を澄ます、文学とノンフィクションの臨界点。
表紙にはこんな言葉も!
東日本大震災から13年。福島、宮城、岩手、
山形を訪ね歩き、その声を聞き記録した、
『福島モノローグ』に連なる集大成。
2021年に「福島モノローグ」という本も出てたのですね。これは知らなかった。元旦に能登で大きな地震が起こって、僕らもまた天変地異の恐ろしさを再認識したはず。これはそんな日本人にとって大切な1冊になるはず。読もう!
◯「想像ラジオ」、僕の書評です。文庫化されてるので未読の人はぜひ!
さて、もう1冊。絵本です。ヨシタケシンスケ「おしごとそうだんセンター」(2/26)出ます。。ふむ、どんな感じ?こちらも、アマゾンの紹介文を。
「しごと」ってなんだろう?
地球に不時着した宇宙人がやってきたのは、ちょっと風変わりな職業相談所。
宇宙人は相談所のスタッフと一緒に、この星で生きていくこと、働くことの意味について考えはじめる。
誰もが避けて通れない「仕事」の意味を問い直し、明日をちょっと明るくする、
すべての子どもと大人のためのヨシタケシンスケ版“ハローワーク”ストーリー!
そうか、宇宙人の職探しの話か。なんだかおもしろそう。ヨシタケさんもいろんなアプローチをしてきて、ネタ切れにならないか心配ですがいろいろ考えるなぁ。よし、読もう!!
◯これまでの「出る本、出た本」はこちらから!