さて、出る本。これは文庫オリジナルでしょうか?岩波現代文庫から佐藤正午「かなりいいかげんな略歴 エッセイ・コレクション1 1984-1990 」(7/17)出ます。表題作はデビュー作「永遠の1/2」ですばる文学賞を受賞した時のエッセイ。アマゾンの紹介文を。
作家人生を歩み始めたばかりの若者。やがて小説の名手と呼ばれる彼は、その未知なる日々に何を想い、綴ったのか――。デビュー作『永遠の1/2』の受賞記念エッセイである表題作、初の映画化をめぐる顛末記、友人から預かった猫と漱石・谷崎の小説を題材にした「猫と小説家」など、瑞々しくユーモア溢れる初期作品を収録。
佐藤正午、エッセイはあまり読んでないのでこれ読もうかな。全3巻ってどこかに書いてあったと思うんだけど、見つからない。
又吉直樹・満島ひかり「軽いノリノリのイルカ」(7/17)出ます。満島さんは8月公開予定の映画「ラストマイル」も気になりますが、え〜っ、回文?それを元に又吉直樹が物語を書き下ろし?ううむ、どんな感じなんでしょうか?マガジンハウスのプレスリリースを!
満島 「わたし、最近、回文を書くんですよ」
又吉 「え、回文書くんですか? ・・・なんですか、この長さは!?」
満島 「この回文にお話をつけてください」
又吉 「いいですね」
きっかけは、プライベートでも友だちな二人の、ご飯会でのそんなやりとり。
「痛い頭に見聞きした詩 遠い価値観なのに 無二のなんか近い音 親しき君にまた会いたい」・・・このポエムのような文章が回文だと気づいたときの驚き! しかも、作者は満島ひかりさんだと知った衝撃!! さらには、又吉直樹さんが回文をお題にストーリーを書き下ろしている!?
回文→物語という文章メインの企画を、文学系の雑誌ではなく、ファッション誌で展開したことで、なぜ『GINZA』なんだ?と好事家たちがざわつきながらも欠かさずチェックしていたという、とても贅沢な連載。これまでに電子版などでの公開もなかった珠玉のファンタジーは、本にまとめることで、映像のように堪能できる新しい言語の娯楽になりました。
ふ〜む、長い回文!なんなんだ満島ひかり!!けっこうファンなんですけど。なんかディープな1冊だなぁ。気になる!
◯映画は8月24日公開!!
世界中から珍妙美麗な昆虫を集めた「珍奇昆虫」特集、再び!
太陽のようなまばゆい輝きだったり、どことなくフォークロアな雰囲気の模様だったり、雄々しい角のフォルムだったり、デザインの根源的な要素が凝縮された、魅惑の昆虫の世界にどっぷりと浸かっていただきます。
人間が思いつく前に、とっくに虫はやっていた!
地球上で確認されている生物種の半数以上、約100万種という多様性を誇る虫こそ、モードの最先端であることをヒシヒシと実感する一冊です。
「虫は少し苦手」、そんなあなたにこそ手にしてほしい。すべてはここにあります。