さて、出る本。金原ひとみ「YABUNONAKA」(4/10)出ます。いやいやいや、これは読まなくちゃ。まぁ、最近の彼女の小説は読まないわけにはいかないけど。まずはアマゾンの紹介文を!
性加害の告発が開けたパンドラの箱――
MeToo運動、マッチングアプリ、SNS……世界の急激な変化の中で溺れもがく人間たち。対立の果てに救いは訪れるのか?
「わかりあえないこと」のその先を描く、日本文学の最高到達点。
「変わりゆく世界を、共にサバイブしよう。」――金原ひとみ
文芸誌「叢雲(むらくも)」元編集長の木戸悠介、その息子で高校生の越山恵斗、編集部員の五松、五松が担当する小説家の長岡友梨奈、その恋人、別居中の夫、引きこもりの娘。ある女性がかつて木戸から性的搾取をされていたとネットで告発したことをきっかけに、加害者、被害者、その家族や周囲の日常が絡みあい、うねり、予想もつかないクライマックスへ――。
性、権力、暴力、愛が渦巻く現代社会を描ききる、著者史上最長、圧巻の1000枚。
『蛇にピアス』から22年、金原ひとみの集大成にして最高傑作!
ううむ、現代版「藪の中」って感じ?芥川龍之介が書いた「藪の中」。そして、それを翻案した黒澤明の映画「羅生門」。時代の最先端を描き続ける金原ひとみがどんな物語を描くのか。打ちのめされちゃうのが怖いけど、読もう!
そして、絵本。キューライス「あっゴジラ」(4/7)出ます。キューライスさんの絵、なんかいいよなぁ。アマゾンの紹介文!
ある日、ベランダから見えたのは……あっゴジラ!
海を泳ぎ、モスラの親子に文句を言うゴジラと、ついに目が合ってしまう……。
大人気アーティスト・キューライスが、ゴジラ生誕70周年の節目に、
ちょっとシュールでおかしいゴジラのいる日常を描いた絵本。
ゴジラのいる日常、ね。宇宙人がいる日常もおもしろかったからこちらも読まなくちゃね。そうかシュールか。モスラも出てくるのか。
文庫化です。川上未映子「春のこわいもの」(3/28)、新潮文庫から出ました。6つの話が収録された短編集。どれも感染症がパンデミックを起こす直前の東京が舞台になっている。既読ですが、6編どれもすごかった。これ、今読んだ方がこわいかもしれないなぁ。未読の人はぜひ!僕の書評も読んでみてください。
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