また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

■さ行の作家-佐藤多佳子

【書評】佐藤多佳子「明るい夜に出かけて」-SNS時代のつながりをリアルに描いた青春小説の傑作!

明るい夜に出かけて posted with ヨメレバ 佐藤 多佳子 新潮社 2019年04月26日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 2017年の山本周五郎賞受賞作品。文庫で読みました。これはいいなぁ、もう少し早く読むべきだった。深夜ラジオ、それも実在した「…

【書評】佐藤多佳子「聖夜」-音楽や仲間との交流を通し成長していく主人公

聖夜 posted with ヨメレバ 佐藤 多佳子 文藝春秋 2010年12月10日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 久しぶりの佐藤多佳子。School and Musicシリーズと銘打たれた2冊のうちの1冊。もうひとつの「第二音楽室」はすでに読んで書評もあげている…

【書評】佐藤多佳子「第二音楽室」-4つの物語は重なり合いひとつになる。優しい気持ちになると共に元気が出てくる

第二音楽室―School and Music posted with ヨメレバ 佐藤 多佳子 文藝春秋 2010-11-01 Amazon 楽天ブックス 佐藤多佳子の「第二音楽室」、音楽をテーマにした4つの物語、どれも女の子が語り手だ。鼓笛隊の落ちこぼれピアニカ組に入ってしまった小学生6人組…

【BOOK NEWS】11月に佐藤多佳子「第二音楽室」、12月には「聖夜」も!!

先日、ちらっと書いた佐藤多佳子さんの新刊「第二音楽室」は11月13日発売で文藝春秋のホームページにも告知が出ました。音楽にまつわる4つの物語、短編集です。そして、これは文春のメルマガでわかったのですが、12月には「第二音楽室」とペアになる「聖夜…

【書評】佐藤多佳子『しゃべれどもしゃべれども』-会話が苦手な男女が落語志願?人間関係に悩む人におすすめの一冊

しゃべれどもしゃべれども posted with ヨメレバ 佐藤多佳子 新潮社 2000年06月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 佐藤多佳子はこれまで4冊紹介してきたが、なぜか「しゃべれどもしゃべれども」がまだだった。この小説はすでに映画にもなった…

【書評】佐藤多佳子『黄色い目の魚』-青春小説を越えた青春の物語!絵を描くことから生まれる2人の関係が新鮮だ

黄色い目の魚(さかな) posted with ヨメレバ 佐藤多佳子 新潮社 2005年11月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 佐藤多佳子の『黄色い目の魚』、高校生の男女が主人公だから普通に「青春小説」と呼んでもいいのかもしれない。しかし、主人公2…

【書評】佐藤多佳子「一瞬の風になれ」-陸上短距離の魅力にグイグイと迫る、作者の表現力がスゴい

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテー posted with ヨメレバ 佐藤 多佳子 講談社 2009年07月15日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 佐藤多佳子の「夏から夏へ」が今月文庫化される。その書評は次に書く予定だが、その前にやはりこれを紹介し…

【書評】佐藤多佳子「サマータイム」-この物語にはいつもピアノの響きときらめくような夏の光が感じられる

< サマータイム posted with ヨメレバ 佐藤多佳子 新潮社 2003年09月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 「一瞬の風になれ」ですっかりブレイクした感がある佐藤多佳子。僕は「しゃべれどもしゃべれども」あたりからのファンだが、デビュー作「…