イチローの引退は既定路線といえばそうなのだけど、ファンとしては今年オープン戦から活躍してレギュラーシーズンも、という淡い期待があった。でも、残念ながらそうはならなかった。やはり1年のブランクは大きかったのかなぁ。いずれにしても、いろいろな意味で野球やベースボールの魅力を体現し、僕らに見せてくれた彼には最大限の拍手を送りたい。本当に楽しかったです。
さて、引退会見でも実証?されたわけだけど、イチローがおもしろいのはその分析能力とそれを言葉にするコメント能力。というわけで、オススメの本2冊はどちらもインタビューとトーク集。でも、この2冊、まったく違う。
ひとつは文春新書から2010年に出た「イチロー・インタヴューズ」。「Number」等で活躍しているスポーツライター石田雄太が出した本だ。インタビュー形式ではなく話を元に石田が記事にしているものも多いのだけど、ここで語られる打撃論は僕のような単なる野球ファンでも興奮させられる。大リーグの戦いの中でどれだけ彼が苦しみ、戦ってきたのか、今こそ読んで欲しい1冊。詳しくはこちらで。
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