このブログでも紹介した佐藤泰志の「そこのみにて光輝く」が映画化され、先週から公開されている。この映画、モントリオール世界映画祭へのコンペ出品も決まったし、観た人の感想もすこぶるいい。綾野剛が難しいこの物語の主人公を見事に演じているという。観たいなぁ。
原作は夭逝した佐藤泰志の唯一の長編で三島賞の候補にもなっている。これ、すごくいいです。主人公の達夫、そして千夏と拓児の姉弟。あがきながら青春を生きている彼らの日々をこまやかに描いて、とてもとても心惹かれます。この小説だけではなく「海炭市叙景」をはじめとして佐藤泰志の小説は本当にいい。まだ読んでない人はぜひ!
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