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【エッセイ】ヨシタケシンスケ「思わず考えちゃう」-思わず考えちゃう人は幸福?それとも、不幸?

 絵本ではないヨシタケシンスケさんの本。やっぱり絵本の方が好きなのだけど、この本にはヨシタケさんらしさが横溢していてなかなか楽しい。え〜っ、それって!と思ったり、おぉ、そうだよな!って納得したり。時には激しく涙、は出なかった。

 

 本の元になったのは彼がスケジュール帳に描き(!)とめていた「思わず考えちゃったことイラスト」&そこに書き添えた言葉だ。例えば、トイレのイラストに「一番きたなくない部分ってどこだろう」という言葉が添えてある。その「絵と文」について、ヨシタケさんが編集者などに説明したことを文字化したのがこの本だ。

 

  まぁ、分類でいうとエッセイってことになるのだけど、あのちょっと情けないヨシタケイラストがど〜んとあると、あまりエッセイ集といういう感じがしない。なんて呼べばいいのかなぁ、いずれにしても気軽に読めるのがいいです。で、先ほどのトイレの話、どこを持ってふたを開けるか悩む、さらに手を洗った後、ドアのどこを触って開けるかも気になる、なんてことが書いてある。ふふふ、ヨシタケさんらしい。

 

 その他、他人のストローの紙袋の捨て方が気になったり、子どもたちが発するとんでもない言葉に反応したり、「いわゆる男女の仲」に心惹かれたり。はたまた、自分を甘やかし、日々平穏に過ごすための考え方を提示してくれたり。ヨシタケさんの基本方針は誰とも争わず、文句を言われたりせず、マイペースで暮らしたいのよね。

 

 つまりこれは「ヨシタケイズム」がよ〜く分かる本、ってことでしょうかね。意外と役に立つような気もするし、そうでもないような気もする。そのあたりがいい感じ。とにもかくにも、こうした諸々がヨシタケさんの絵本の素になるんですよね、きっと。

 DATA◆ヨシタケシンスケ「思わず考えちゃう」(新潮社)1080円(税込)

 

◯勝手に帯コピー〈僕が考えた帯のコピーです〉

 

絵本作家ヨシタケシンスケ、マル秘イラストメモ公開

思わず考えちゃっても大丈夫!

 

 

◯思わず考えちゃう女性に向けてのヨシタケさんのインタビュー!全5回

 

 2019.5.18 僕は思わずも何も全然考えない派。ぼーっと生きています。読書は木皿泉「カゲロボ」。

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