山田風太郎賞、決まりました。月村了衛さんの「欺す衆生」、パチパチパチ!山田風太郎と彼の作品が大好きなのでこの賞はいつも気になっています。山田風太郎賞ってどんな賞なのか、その概要を引用してみますね。
戦後日本を代表する大衆小説作家、山田風太郎。本賞は氏の独創的な作品群と、その作家的姿勢への敬意を礎に、有望な作家の作品を発掘顕彰するために創設されたものです。ミステリー、時代、SFなどジャンルを問わず、対象期間に発表され、最も面白いと評価された作品に贈られます。
山田風太郎はいろんなジャンルで面白い小説をたくさん書いているのでこれは納得です。で、月村了衛「欺す衆生」、残念ながら未読でまったく分からない。月村さんも名前を知っているぐらい。どんな小説か?アマゾンからの引用です。
人はなぜ、人を欺し続けなければ生きていけないのか。
戦後最大の詐欺といわれた豊田商事事件。その残党たちの暗闘を通じて、令和の闇を描破した、渾身の長編小説。
おぉ、あの豊田商事事件がベースになってる話なんだ。ちょっと興味が。塩田武士の最近の作品と通じるところもありそうです。さて、この選考会のことを選考委員の1人筒井康隆さんがホームページの日記に書いていました。こんな感じ、
選考が始まり、小野不由美の「営繕かるかや怪異譚 その弐」を推したおれと、月村了衛の「欺す衆生」を推す林真理子がまたしても激突。なんでこんなにいつも激突するのか。京極夏彦も「英善〜」を推したのだが、奥泉光と夢枕獏が「騙す〜」を推したので、月村了衛「欺す衆生」の受賞が決定。
林真理子とは去年も何かあったみたいです。選考会というのもなかなかおもしろそうだなぁ。僕は林真理子より筒井さんの方を100倍ぐらい信用するけど。
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