出た本。というかこれ電子版しかないみたいなんだけど片岡義男「カレーライス漂流記」Kindle版。片岡義男がコーヒーのことをいろいろ書いた「珈琲が呼ぶ」はめちゃくちゃおもしろかったのだけど、カレーの話も絶対におもしろそう。そうか夕刊フジに連載されてたのか。ううむ、本当は本がいいのよ。通勤のない僕はKindle版とか買っても読まない可能性が高い。でも、片岡義男×カレーは心惹かれるなぁ。とりあえずアマゾンの内容紹介を引用。
2016年10月から毎週、1年間に渡って夕刊フジに連載されていたカレーライスを題材にした短い文章をまとめた本です。中身はエッセイを中心に小説の断片のようなもの、身辺雑記、インタビュー的なものなど多岐にわたり、それが「カレーライス」という料理の多様性を表しているようです。1話が1200文字程度と短いのも、カレーライスの気軽さと合っていて、全体に呑気なムードを湛えているのも魅力。どこのカレーライスが美味しいと書かれているわけではないのですが、何編か読んで、顔を上げると、カレーライスが食べたくなっている、そんな本です。
◯「珈琲が呼ぶ」いいよぉ
これはもう買うでしょう!と発売を待ち望んでいるのが「小川洋子と読む 内田百間アンソロジー」(2/11)、ちくま文庫から出ます。内田百間はちくま文庫などなどでそれなりに読んではいるのだけど、小川洋子がどんな物語をセレクトしたのか、すごく気になる。とんでもない小川洋子がとんでもない内田百間のどんなとんでもない話を選ぶのか。期待度大!
2020.2.10 コロナウィルスのせいなのか何なのか何だかこう落ち着かない。読書は宮部みゆき「黒武御神火御殿」!
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