また、本の話をしてる

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!吉田修一の犯罪小説、佐藤多佳子のベイスターズ小説、いとうせいこうの新刊も気になる!(2020.10/5週)

 

 先週はお休みでしたが今週は注目作がいろいろありますよ。出る本、吉田修一「湖の女たち」(10/29)出ます!まずはアマゾンの紹介文を、

『悪人』『怒り』を超える愛の衝撃!吉田修一史上「最悪の罪」と対峙せよ。琵琶湖近くの介護療養施設で、百歳の男が殺された。捜査で出会った男と女―謎が広がり深まる中、刑事と容疑者だった二人は、離れられなくなっていく。一方、事件を取材する記者は、死亡した男の過去に興味を抱き旧満州を訪ねるが……。昭和から令和へ、日本人が心の底に堆積させた「原罪」を炙りだす、慟哭の長編ミステリ。

  ううむ、「悪人」「怒り」を超える?しかも「吉田修一史上最悪の罪」だって。スケールも大きそう。吉田修一はいろいろなタイプの小説を書いてますが、やはり犯罪ものが一番好き。これは読むぞ!!!

 

◯吉田修一、他の本の書評などはこちらから!

 

 佐藤多佳子の最新作「いつの空にも星が出ていた」 (10/29)も注目です。佐藤さんの小説は大好き!これもまずアマゾンの紹介文を。

好きなチームといる喜び。
光輝くスタジアムの幸せ。

本屋大賞受賞作『一瞬の風になれ』の著者が描く
どこまでも熱くて、かぎりなく純粋な、人生と応援の物語!

 ちょっとこれだけだと分かるにくいのですが、これ野球小説、というかベイスターズ小説。ファンなんですよね、彼女。前身のホエールズを含めてそのファンが主人公のようです。佐藤さんのツイートがこちら!

 これはベイスターズファンだけじゃなく野球ファン必読だな。楽しみ!

 

◯佐藤多佳子、その他の本の書評と情報はこちら!

 

 

 さて、出る本をもう一冊、いとうせいこう「夢七夜 夜を星の國」 (10/29)出ます。これ、「夢七夜」と「夜を星の國」2編が収められた小説集です。

 

 

ベストセラー『想像ラジオ』から7年。言葉の力を知り抜く著者が世に問う、渾身の小説集!

【夢七日】交通事故に遭い、意識不明となった木村宙太。震災後、原発で働いていた君だが最愛の妻の呼びかけにも応じられない深い眠りの中にいる。二〇一九年十一月、私は君に、日々ささやきかける。――君よ、目覚めよ。
*
【夜を昼の國】一七一〇年、身分違いの悲恋で心中し、恋人・久松と共に「書かれた世界」に放り込まれてしまったお染。歌舞伎や浄瑠璃に脚色され、名誉を傷つけられてきた彼女は今また生き返り、ネットでの中傷に立ち向かおうとする。

 「夢七夜」の方は、震災が関わっているんですかね?「夜を昼の國」はお染久松のお染が現代に現れるというなんだかおもしろそうな話。いとうさん、「想像ラジオ」はすごかったからなぁ。これも読んでみたい!

 

◯いとうせいこう「想像ラジオ」の書評はこちら!

 

◯これまでの「出る本、出た本」はこちらでチェックを!

 2020.10.25  久々に土日が晴れた東京。コロナ、日本もやはり感染者が増加してる。これからまたまた増えるのか?心配!読書は高山羽根子「首里の馬」が終わりそう。 

 

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