今年上半期の芥川賞、直木賞候補作が発表になりました。どちらも5作。芥川賞、哲学者の千葉さんは前作でもノミネートされたと記憶しています。李琴峰さんもノミネートがあったなぁ。後の人々はちょっと分からない。前回は宇佐見りんさん「推し、燃ゆ」で盛り上がったのですが、さて、今回は???
【芥川賞候補】
◯石沢麻横依『貝に続く場所にて』(群像六月号)
◯くどうれいん『氷柱の声』(群像四月号)
◯高瀬隼子『水たまりで息をする』(すばる三月号)7/13発売予定
◯千葉雅也『オーバーヒート』(新潮六月号)
◯李琴峰氏『彼岸花が咲く島』(文學界三月号)6/25発売予定
◯芥川賞の詳細は日本文学振興会のHPから
直木賞、一穂ミチさんの「スモールワールズ」は瀧井朝世さんが「驚きの完成度」、北上次郎さんが「BL界の鬼才恐るべし」と評する話題作。呉勝浩さんは「スワン」の人。佐藤究さんの「テスカトリポカ」は先日、山本周五郎賞を受賞したばかりです。時代小説が2冊。澤田瞳子さんは1年ぶり5回目のノミネート。砂原さんは時代小説の新星として期待されている方です。