さて出た本。伊集院静が夏目漱石を描いた「ミチクサ先生」出ました。伊集院さんは正岡子規が主人公の名作「ノボさん」でも子規と漱石の友情を描いています。「ノボさん」、すごくおもしろかったので、これもおもしろいに決まってる。っていうか伊集院静はなんでもおもしろい。「海峡」三部作もいい、「いねむり先生」もいい、エッセイもおもしろい。というわけでアマゾンの紹介文を!
◯こちらは上巻の紹介文!
ミチクサが多いほうが、人生は面白い!
てっぺんには裏から登ったって、足を滑らせたっていい。あちこちぶつかったほうが道は拓ける。
夏目家の「恥かきっ子」金之助は生まれてすぐに里子に出されたり、年老いた父親にガラクタ扱いされながらも、道楽者の祖父の影響で子供ながらに寄席や芝居小屋に入り浸る。学校では異例の飛び級で頭角をあらわし、心のおもむくままにミチクサをして学校を転々とするように。その才能に気付いた兄に英語を仕込まれ、東京大学予備門に一番で合格した金之助は、そこで生涯の友となる正岡子規と運命の出逢いを果たす――。
伊集院静がずっと共鳴し、いつか書きたかった夏目“漱石”金之助の青春
「日経新聞」大人気連載、待望の書籍化!
◯下巻はこちら!
皆が読みたい小説を書いてほしいんです!
「こんなに美しい富士山と海を、どんな文章でお書きになるのか、読んでみとうございます」鏡子の言葉は、金之助の胸の奥を揺り動かした。
英語教師として松山で子規と過ごした金之助は、次に赴任した熊本では鏡子を迎えて新婚生活が始まる。英国に留学している間に子規は亡くなり、帰国すると帝国大学の教師に。高浜虚子から子規ゆかりの句誌「ホトトギス」に小説を書いてほしいと頼まれ、初めて書いた小説「吾輩は猫である」が大評判に。やがて東京朝日新聞の社員として連載した数々の小説で国民作家となり、後進の文学者たちにも多大な影響を与える――。
処女作「吾輩は猫である」がいきなり評判となり、「坊っちゃん」で国民作家に。
『機関車先生』『いねむり先生』に続く「先生」シリーズ第三弾!
まぁまぁとにかく読むしかないでしょう!楽しみ、楽しみ!
◯「ノボさん」僕の書評はこちら!文庫になってるのでぜひ!
先日「2000-03年」が出たばかりですが「人間晩年図巻 2004-07年」(11/26)が早くも出ます。岩波は2000年代全3巻をまとめて出そうとしているようで12月には「2008-11年3月11日」が出る予定です。3巻目、日付が!で、1巻目を買って少しずつ読み進めていますがイヤイヤおもしろい。知らない人(も多い)の晩年がこんなにおもしろいとは。というわけで、これも買います。
2021.11.22 コピーのコンペの次はラジオのコンペもある。なんだか今年はやる気が出ないなぁ。読書は原田マハ「リボルバー」。
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