おぉ、第１回！本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞、ってなんだかいいですね。このノミネート作は、令和２年10月から令和３年9月までに刊行された単行本を対象に北上次郎、瀧井朝世、吉田伸子という書評家３氏の推薦のもとに選ばれたものです。
選考委員は川俣めぐみ氏（紀伊國屋書店横浜店）、大塚真祐子氏（三省堂書店成城店）、山本亮氏（大盛堂書店）、加藤ルカ氏（有隣堂）、花田菜々子氏（HMV＆BOOKS日比谷コテージ店）という書店員５氏。本屋大賞とは違って少人数の書店員が選ぶんですね。これもおもしろい。さて、ノミネート５作です。
◯窪美澄「ははのれんあい」
ふむふむ、佐々木さんのはちょっと知らなかったのですがみんな話題になった小説ですね。といっても１冊も読んでないけど。あ、綿矢さんのは手元にあります。主催の「オール讀物」編集長のコメントを！
「オール讀物」編集長・川田未穂・コメント
「大人がじっくり読める質の高い恋愛小説を発掘し、読者の皆様にひろく届けることが本賞の目的です。最終的な選考を日ごろから本に多く触れる機会をもち、読者とも接している書店員の方が話し合って決めることで、小説の魅力により深く迫れると思っています。さらに選考過程でいまの時代に求められている恋愛小説、読書のテーマや人物造形、ストーリーなどを編集サイドとしても最大限吸収できるよう努めたいです」
なるほど。 個人的にはずっと推しの窪美澄さんの「ははのれんあい」とずっと気になってる吉川トリコさんの「余命一年、男をかう」、綿矢りささんの「オーラの発表会」も気になります。発表は12月24日に「本の話Web」で速報、「オール讀物」2022年2月号に詳細が掲載されます。
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