これ、いいな〜!楽しいなぁ。のせのせせーの、って何だろうって思うでしょ?「のせ」は「乗せ」、最初の見開き、左側には長い髪の女性、そこに「のせのせ」の文字。右側には空を飛んでる赤と青の蝶々。そして「せーの!でめくったら」の文字。で、めくってみたら、次の見開きの左側には「おめかししたね」の言葉と一緒に先ほどの女性、おさげにしてる。リボンになってるのが前のページの赤と青の蝶々。右側には蝶々がいなくなった風景、「おそとは てんき」の文字。
ま、あまり説明してもしょうがないのだけど、こんな感じでいろんなのせのせが!どんなのせのせになるのか想像するのが楽しいし、意外なのせのせもあってフフフってなる。こういうアイデアは他にもあるのかもしれないけれど、問われるのはセンス!詩人の斉藤倫さんと絵本作家のうきまるさん、そしてイラストレーターのくのまりさんのコラボ、センスいいんだよなぁ。
斉藤さんとうきまるさんの言葉はテンポがよくて気持ちよくページがめくれる。そして、何よりくのさんの絵!!明るく楽しく、おしゃれで細部まで楽しめる細やかな表現!これはもう何度でも楽しみたいのせのせワールド!カバーもちゃんとのせのせしてるぞ!!好き!
◆DATA 斎藤倫・うきまる:文 くのまり:絵「のせのせ せーの」(ブロンズ新社)
◯勝手に帯コピー(僕が考えた帯のコピー、引用も)