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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!片岡義男「僕は珈琲」出ます。谷川俊太郎×樋勝朋巳の絵本「こっちとあっち」も気になる!(2023.1/4週)

 
 さて、出る本。片岡義男「僕は珈琲」(1/24)出ます。これは2018年の1月に出た「珈琲が呼ぶ」に続く片岡さんの珈琲をめぐるエッセイ集の第2弾。光文社の編集者(今はちょっと違うらしい)・篠原恒木さんと片岡さんが組んだ本は小説「コーヒーにドーナツ盤、黒いニットのタイ。」とエッセイ集「珈琲が呼ぶ」「彼らを書く」とどれもすごくおもしろいし、片岡さんの篠原さんへの信頼が感じられてとてもいい。で、「僕は珈琲」、52編のエッセイ、そして、喫茶店を舞台にした短編小説も!変幻自在の片岡エッセイ、前作もおもしろかったからなぁ。これは買い!アマゾンの紹介文を。

 

珈琲を片手に、ゆっくりと読みたいエッセイ

大ヒット作『珈琲が呼ぶ』から5年。
片岡義男が新たに書き下ろした52篇の珈琲エッセイ。
貴重な写真も38点掲載。
喫茶店を舞台にした短編小説も特別収録、
エッセイでは、その創作過程までも明かす。

大瀧詠一/スティーヴ・マックイーン/男はつらいよ/刑事コロンボ/植木等/
チャールズ・ブロンソン/歯科診察券/宮沢賢治/リチャード・ブローティガン/
髭面のエルヴィス/ドトールのミラノサンド/植草甚一/銭湯/天国と地獄/
モーニング・サーヴィス/大統領の陰謀/リック・ダンコ/危険な年齢……
52篇のエッセイに登場する人物、モノ、事柄は変幻自在。
これらがどう珈琲と関係してくるのか、片岡義男の筆致が冴える。

「遠く離れたところにぽつんとひとりでいるのが僕だ、
と長いあいだ、僕は思ってきた。
そのように自分を保ってきた、という自負は充分にあった」
(本文より)

 

◯編集担当・篠原恒木さんの「僕は珈琲」についての話

◯前作「珈琲が呼ぶ」の僕の書評もぜひ!

◯その他の片岡義男本に関する僕のブログはこちらから