さて出る本。芥川賞候補作、九段理江「東京都同情塔」(1/17)出ます。発売日、明日なのですが明日はまさに芥川賞の発表日、さてどうなるか?この本、ノミネートの時に調べたらおもしろそうなので取り上げました。アマゾンの紹介文をどうぞ!
170回芥川賞候補作! 日本人の欺瞞をユーモラスに描いた現代版・バベルの塔
ザハの国立競技場が完成し、寛容論が浸透したもう一つの日本で、新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることに。犯罪者に寛容になれない建築家・牧名沙羅は、仕事と信条の乖離に苦悩しながらパワフルに未来を追求する。ゆるふわな言葉と、実のない正義の関係を豊かなフロウで暴く、生成AI時代の預言の書。
ねっ、なんだかおもしろそうでしょ?「現代版・バベルの塔」とか「生成AI時代の預言の書」って意味わかんないけど期待!!
さて、もう1冊は文庫化。今日発売です。絲山秋子「御社のチャラ男」、講談社文庫で文庫になります。これ既読ですが、めちゃくちゃおもしろい。ただ、このタイトルからチャラ男小説だと思うかも知れませんが、いやいやいやそれだけじゃない。日本独特の会社的なもの、それに翻弄される会社員たちなどなど、ディープな世界が展開されるのです。さすが!絲山秋子!この機会にぜひ!!
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