また、本の話をしてる

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【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!永井みみの傑作「ミシンと金魚 」文庫化!西加奈子他のリレーエッセイ「私の身体を生きる」も気になる!(2024.5/4週)

 

 さて、出た本、文庫化です。永井みみ「ミシンと金魚」(5/21)、出ました。すばる文学賞受賞作で既読ですが、これは芥川賞あげるべきじゃないか、と僕は思いました。なんであげなかったんだ?すばる文学賞選考委員の選評と著名人の感想でその価値が分かるはず。読もう!アマゾンより。

【第45回すばる文学賞受賞作】
【選考委員絶賛!】
小説の魅力は「かたり」にあると、あらためて感得させられる傑作だ。―奥泉光氏

この物語が世に出る瞬間に立ち会えたことに、心から感謝している。―金原ひとみ氏

ただ素晴らしいものを読ませてもらったとだけ言いたい傑作である。―川上未映子氏
(選評より)

【絶賛の声続々!】
「言葉にならない」が言葉になっていた。掴んだ心を引き伸ばして固結びされたみたい。今もまだ、ずっとほどけない。―尾崎世界観氏(ミュージシャン)

いまだに「カケイさん」の余韻が、胸の奥をふわふわと漂っています。生きることの全てが凝縮されている、とてもいい物語でした。―小川糸氏(作家)

カケイさんの心の中の饒舌に引き込まれているうちに、小説としてのおもしろさと力強さに頭をはたかれました。読み終わった時には、自分自身が癒されて、私ももっと小説を書きたい、頑張りたい、と強く思いました。―原田ひ香氏(作家)

カケイさんの中に亡き祖母を見た。祖母もきっと見ただろう花々に私も出逢えると信じて、これからも生きてゆこう。―町田そのこ氏(作家)

 
◯ストーリー等は、僕の書評で。

 ◯この金原ひとみさんとの対談がすごいい!

 

 

 西加奈子さん他「私の身体を生きる」(5/24)出ます。これ、勝手にアンソロジーかと思ってたのだけど違った。「文學界」で連載されてたリレーエッセイ。村田沙耶香、西加奈子、金原ひとみ、宇佐美りんなどなど、気になる人々が気になる話を書いているのでこれは気になる。読まねば!!!!

17人の書き手が自らの「身体」と向き合って記す、生きるためのリレーエッセイ

私の身体はほんとうに私のもの? 私の身体はどんな視線にさらされ、どのように規定され、内面化されているのか。17人の人気小説家・美術作家・コラムニスト・漫画家・発明家が自らの「身体」と向き合い、ときにユーモラスに、ときに激しく、そしてかつてない真摯さで文章をつむぐ。「文學界」人気連載がついに単行本化。

著者は島本理生、村田沙耶香、藤野可織、西加奈子、鈴木涼美、金原ひとみ、千早茜、朝吹真理子、エリイ、能町みね子、李琴峰、山下紘加、鳥飼茜、柴崎友香、宇佐見りん、藤原麻里菜、児玉雨子の17人。

自分と自分の身体の関係を見つめる言葉が、これまで読んだことのない衝撃と共感をもたらす。

 

 

 もう1冊、絵本です。たなかひかる「なんのサンドイッチ?」(5/25)出ます。たなかさんって「すしん」の人なんだなぁ。「すしん」はまぁおもしろくないことはないけどそうでもないのよねぇ。でも、これ、帯の「この絵本はフィクションです」とか「ぜったいにマネをしないでください」が気になっちゃって。どんな感じかなぁ。というわけでアマゾンの紹介文!

『おばけのかわをむいたら』、『すしん』の著者最新刊! 
おいしそうなサンドイッチの中にはさまれているものは……?? 
めくっていくたびにあらぬ方向へと展開していく、クセになること間違いなしのサンドイッチ絵本。
たなかひかるワールド全開!!

 

◯これまでの「出る本、出た本」はこちら!