高山 羽根子 新潮社 2020年07月27日頃
売り上げランキング :
遠野 遥 河出書房新社 2020年07月07日頃
売り上げランキング :
馳 星周 文藝春秋 2020年05月15日頃
売り上げランキング :
芥川賞は3度目のノミネートの高山羽根子さん「首里の馬」と遠野遥さん「破局」に決まりました。高山さんの下馬評が高かったのですが、お二人ともよかった、よかった。パチパチパチ!
コロナ禍で(たぶん)選考開始時間が早くなった今年上半期の芥川賞、直木賞。高山さんは3度目のノミネート。「首里の馬」は秋に発表される三島由紀夫賞の候補にもなっています。アマゾンから紹介文を引用してみます。
この島のできる限りの情報が、いつか全世界の真実と接続するように。沖縄の古びた郷土資料館に眠る数多の記録。中学生の頃から資料の整理を手伝っている未名子は、世界の果ての遠く隔たった場所にいるひとたちにオンライン通話でクイズを出題するオペレーターの仕事をしていた。ある台風の夜、幻の宮古馬が庭に迷いこんできて……。世界が変貌し続ける今、しずかな祈りが切実に胸にせまる感動作。
クイズを出題するオペレーター???なんだかよく分かんないけれどちょっとおもしろそう。沖縄の宮古島の話なんですね。期待!発売は7月27日の予定です。
◯「首里の馬」、冒頭の立ち読みできます。新潮社のページから。
遠野さんは初めてのノミネート。「破局」は「改良」で文藝賞を受賞した後の第1作です。内容をアマゾンから。
私を阻むものは、私自身にほかならない。
ラグビー、筋トレ、恋とセックスーー
ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。
28歳の鬼才が放つ、新時代の虚無。
2019年文藝賞でデビューした新鋭による第2作。
ううむ、少し軽めの小説のようにも思うのですがどうなんでしょうね?いずれにしてもよかったです。こちらはすでに発売されています。
◯なんと「破局」の冒頭20ページが河出書房新社の「Web河出」で公開されました。
【他の芥川賞候補】
◯石原燃「赤い砂を蹴る」
◯岡本学「アウア・エイジ(Our Age)」
◯三木三奈「アキちゃん」(未発売)
続きを読む