平凡社のコロナ・ブックスの一冊。2015年に46歳で亡くなられたフジモトマサルさんの仕事をまとめたもの。大仰ではなくシンプルにまとめられていてなんだかとてもいい。手元に置いて時々ながめてフジモトさんのことを思い出したい。そんな一冊だ。
僕がフジモトさんのことを知ったのはちょっと遅くて「ほぼ日」のなぞなぞのコンテンツのような気がする。このなぞなぞはなかなかおもしろかったし、一緒に描かれたイラストがとても印象に残った。その後が村上春樹の本のイラストだろうか?さらに「ちくま」の表紙。メインの仕事であるマンガを読んだのは遅まきながら2016年に出た「二週間の休暇」の新装版だった。この本には彼のマンガの仕事、なぞなぞと回文、イラストを使ったポスターやカレンダーなど他の様々な仕事、装丁と装画、エッセイなどが過不足なく収められている。
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