O・ヘンリー ニューヨーク 小説集 (ちくま文庫) O・ヘンリー O.Henry |
女優で観るか、監督を追うか 本音を申せば 小林 信彦 |
おじいさんに なったね 南伸坊 |
キャパへの追走 沢木 耕太郎 |
最果てアーケード (講談社文庫) 小川 洋子 |
さて、出た本。ちくま文庫オリジナルの「O・ヘンリー ニューヨーク小説集」、青山南の訳で出ました。O・ヘンリーって教訓話だけではなく、時代の観察者としても優れていたらしい。そんな彼が描いた20世紀初頭のニューヨーク。当時の絵画と写真も収録されている。とても気になる一冊。日本の時代の観察者といえばこの人、小林信彦が週刊文春でずっと書き続けているエッセイが今年も単行本に。「女優で観るか、監督を追うか 本音を申せば」、買い!
南伸坊「おじいさんになったね」、伸坊のエッセイはウィットに富んでいて大好き。老人になっちゃった団塊世代の著者、さて「老い」をどう楽しむか?沢木耕太郎「キャパへの追走」。一昨年の「キャパの十字架」で明らかにされた沢木のキャパへの憧憬。写真家の足跡をたどり、その人間像に迫る一冊。気になる!
出る本は一冊。このブログでも紹介した小川洋子「最果てアーケード」(5/15)が文庫に。これはいいなぁ。小川洋子らしさがあふれる小説集。おすすめ!
◯沢木耕太郎「キャパの十字架」の書評はこちら
◯小川洋子「最果てアーケード」の書評はこちらです
2015.5.14 5月で真夏日?やれやれ。妻も体調を崩した。いろいろな疲れがたまってるようだ。読書は北村薫「太宰治の辞書」。
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