さて、次号もそろそろ発売なので、もういいかなと思い「本の雑誌」8月号で紹介された上半期のベストを紹介します。え〜っと、自慢じゃないけれど1冊も読んでません。ま、上半期ベストではよくあるけれど。知ってる本も「小説王」「ミッドナイト・ジャーナル」だけ、というのはちょっと情けないか。では、ベスト発表の紙面での座談会等を参考に内容を少しだけ紹介していきますね。気になる本はリンクで詳細を見てください。個人的には1位、6位、7位は読みたいです。
第1位
砂田麻美って、そうか!「エンディングノート」の映画監督だ。文章力、構成、キャラクター描写、三拍子揃った傑作らしい。ある偶然が引き起こした死亡事故。突然の悲劇に翻弄される人間模様を描いた連作短編集。
第2位
福澤さんは幅広く書ける「器用な作家」らしい。ホラー系もいいけど、これはアウトロー系の警察小説。「抜群に面白い」らしいぞ。
第3位
試行錯誤を続けている作者の新境地。地下と地上、住んでいる人間が2極化している近未来を舞台にしたB級SF映画っぽい小説。
第4位
女子高のハンドベル部との交流のためにハンドベルを始める音楽の知識もない男子高校生たちを主人公にした青春小説。
第5位
三流編集者と売れない作家が出版界にしかけた壮大なケンカ!これはネットで話題になりました。文芸冬の時代に放つ激熱エンタテインメント。
第6位
人肉を食べる「飢えた奴ら」に支配されたイギリス。ウイルスに侵されてもゾンビにならない少女が見つかるのだが…。これおもしろそう。
第7位
小説のようなタイトルだけどノンフィクション。「最も野蛮で原始的な登山」である沢登りにこだわる外道クライマー宮城公博の冒険!
第8位
血盟団事件の井上日召と三井財閥を作った團琢磨、2人の人生を対比して描いた大河ドラマ。
第9位
世紀の大誤報を打ったことで飛ばされた3人の記者。7年後、児童連続誘拐事件が起こって…。
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