今週は出た本のみ。前川恒雄「移動図書館ひまわり号」の復刊、7月に吉祥寺の一人出版社夏葉社から出ていました。図書館が一つもなかった日野市に本や本好きが広がっていく感動の記録。詳しくは夏葉社のホームページで。もう1冊、立花隆『「戦争」を語る』も出ました。この本は「あと数年で戦争体験者がゼロになる」という立花さんの危機感から生まれたもの。「知の巨人」が初めて語る「戦争論」です。
もう一冊は文庫化、窪美澄「雨のなまえ」が光文社文庫に入りました。僕、これで窪さんは直木賞取ると思ってました。いずれにしても読み応えがあって、グッと心に響く短編集です。表紙もいいな。ぜひぜひ!
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