最新作「セミ」が本日発売になったばかりの絵本作家ショーン・タン。このブログでも彼の絵本をたくさん紹介して来ましたが、なんと練馬下石神井にある「ちひろ美術館・東京」で彼の展覧会が開催されることになりました。おぉぉぉぉ!題して「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」。東京のちひろ美術館はいわさきちひろさんの自宅兼アトリエ跡に建てられたもので、僕は何度か行っていますがとても気持ちのいい空間で大好きです。
それにしても、ショーン・タンの展覧会やるなんて、ちひろ美術館やるなぁ。彼の絵本が世界中から注目を集めるきっかけになった「アライバル」は、本当に衝撃的でした。移民をテーマにした文章のないグラフィック・ノベル!これは現在23の言語で出版されているそうです。それに続く「遠い町からきた話」、「ロスト・シング」(これが実はデビュー作)、「鳥の王さま」「エリック」「夏のルール」もすごくいいです。
今回の展覧会では原画と習作のほか、スケッチや映像作品、彼の絵本の中によく登場する「変な生き物」の立体作品など約130点が展示される予定です。グッズも販売されそうなのでそれも楽しみ。開催期間は5月11日から7月28日まで月曜休館(祝休日は会館、翌平日休館)となっています。
◯展覧会の特設ページです
◯ちひろ美術館・東京のホームページはこちら
◯代表作「アライバル」の僕の感想はこちら
◯その他のショーン・タン作品の感想はこちら
◯図録を兼ねた本も出ますよ。5月20日発売!
というわけで、これはもう間違いなく行きます。早めに行けるといいなぁ。
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