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【文学賞】2020年本屋大賞は凪良ゆうさん「流浪の月」に決定!翻訳小説部門はソン・ウォンピョンさんの「アーモンド」

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  コロナの影響で発表会はなし、ネットでの配信になった今年の本屋大賞。大賞に選ばれたのは凪良(なぎら)ゆうさんの「流浪の月」でした。パチパチパチ!ううむ、個人的には無印でした。すみません!ノミネート10作を紹介した時にはこの小説にも触れたのですが「紹介を読んでも今ひとつ内容が分からなかったのだけど気になる物語です」なんて書いてます。いい加減!ではその紹介文を

 

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人間を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

 

 作者の凪良さんはボーイズラブ小説を10年以上書き続けている方だそうです。これはちょっと読んで見なければ分からないな。よし、読もう!

 

 同時に発表された翻訳小説部門は韓国の作家ソン・ウォンピョンさんの「アーモンド」が選ばれました。こちらもパチパチパチ!扁桃体(アーモンド)が人より小さくて怒りや恐怖を感じることができない16歳の高校生ユンジェの物語。これも気になります。

 

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  発掘部門はすでに発表されていたのですが土屋賢二さんの「無理難題が多すぎる」です。土屋さんといえばユーモアエッセイでおなじみの哲学者ですが、推薦の弁を読むとなんだかこれもおもしろそう。文庫だからいいな。

 

哲学者の土屋先生による、特にありがたくはないお言葉の数々。
等身大で、クスリと笑えて、特に救われない。
でも、なんとなく、ダメな自分が、そのまま、
ダメなままで、生きていてもいいような気がする。
そんな優しいエッセイです。

 

【発掘部門とは】
ジャンルを問わず、2018年11月30日以前に刊行された作品のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと思う本をエントリー書店員が一人1冊選びました。さらにその中から、これは!と共感した1冊を実行委員会が選出し「超発掘本!」として発表しました。

 

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 ◯発表会の様子はこちらからどうぞ!

 

 ◯本屋大賞のホームページでは投票数も分かります!

 

◯短いですが「流浪の月」に関する作者インタビューもありました

 

◯明日、これも出ます!

 

◯これまでの本屋大賞についてはこちらを

 

 

◯大賞以外のノミネート9作は次のとおり

砥上裕將「線は、僕を描く」

 

早見和真「店長がバカすぎて」

 

 川上未映子「夏物語」

 

川越宗一「熱源」

 

横山秀夫「ノースライト」

 

青柳碧人「むかしむかしあるところに、死体がありました。」

 

知念実希人「ムゲンのi」

 

相沢沙呼「medium霊媒探偵城塚翡翠」

 

小川糸「ライオンのおやつ」

 
◯これまでの「本屋大賞」関連記事はこちら

 

 

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