出た本。遠田潤子「銀花の蔵」出ました。遠田さんは「雪の鉄樹」と「オブリヴィオン」を読んでますが独自の世界を持った稀有な作家。新作はこんな内容!
大阪万博に沸く日本。絵描きの父と料理上手の母と暮らしていた銀花は、父親の実家に一家で移り住むことになる。そこは、座敷童が出るという言い伝えの残る由緒ある醬油蔵の家だった。家族を襲う数々の苦難と一族の秘められた過去に対峙しながら、少女は大人になっていく――。圧倒的筆力で描き出す、感動の大河小説。
銀花って主人公の名前なんだ。感動の大河小説?ううむ、気になる!
出る本。同じく遠田潤子「冬雷」(4/30)が文庫に。イオン系の未来屋書店の第1回小説大賞を受賞しています。これ、読みたかった。文庫化を機会に読んでみよう。
◯遠田潤子さん、他の作品の書評はこちらです
もう1冊、新書です。原田マハ・高橋瑞木「現代アートをたのしむ 人生を豊かに変える5つの扉」(4/30)出ます。これ、2014年に出た「すべてのドアは、入り口である。」の加筆・修正版です。元本は読んでないなぁ。でも、原田さんのアート本は小説以外もチェックしておきたい!どんな内容かAmazonの紹介文を引用してみます。
《「なんだか難しそう」「よくわからない」といわれがちな現代アートについても、あなたがほんの一ミリでも関心をもっているのだとすれば、あなたとアートは、ぐっと距離を縮められる。》(原田マハ「ドアを開く前に――まえがきにかえて」から)
アンディ・ウォーホル、シンディ・シャーマン、エルネスト・ネト、ハンス・ハーケ、ビル・ヴィオラ、大竹伸朗、高嶺格など、著者がお薦めする作家の作品群をカラーで掲載するとともに、美術館や展覧会の楽しみ方を女子トークでご案内。
なるほど。新書版だから手に取りやすいかな?お相手の高橋さんは香港のアートセンター「CHAT」のエグゼクティブディレクターだそうです。
2020.4.26 もうゴールデンウィーク?東京の感染者数は減ったみたいけどあてにならないからなぁ…。読書は宮部みゆき「さよならの儀式」。ただいま積ん読本絶賛解消中!
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