これもうサイコー!ねこ絵本作家町田尚子にまたまた代表作が誕生した。あ、そういえば近くの本屋の絵本コーナーに彼女の「ネコヅメのよる」と「なまえのないねこ」、そしてこの「ねこは るすばん」が並べて平積みになっていてちょっと感動した。同じ町田さん作でもキャラが微妙に違うんだよねぇ。あ、ちょっと並べたい。
ねっ!どれもいいでしょう?
で、「ねこは るすばん」、あなたが今想像してる内容とはま〜ったく違いますぞ。ドンガラガラガラと裏切られちゃう。表紙、この顔、いいでしょう?で、最初のタイトルページはこの主人公猫を部屋側から描いたもの。ソファに乗って、透けたレースのカーテンの向こう側で外を見ている。そこに「にんげん、でかけていった。」というフレーズ。そして、最初の見開きはきれいなリビング。あれれ?猫はタンスの中へ。
「ねこは、るすばん。」
「とおもいきや、どこへいく?」
いやいやいや、この後はもう言いたくないの。言ってもいいんだけどさぁ。まったくもって、猫ってさ!お留守番中に何やってんだか!あんなことやこんなことやどんなことも。いいなぁ。ウチの犬もこんなことやってるのかしらん!許せん!!!
DATA◆町田尚子「ねこはるすばん」(ほるぷ出版)1500円(税別)
◯勝手に帯コピー(僕が考えた帯のコピーです)
ねこは密かに思ってる。
「おるすばん」ってサイコー!
◯町田尚子、他の絵本の感想はこちらです
2020.10.20 フランスをはじめ欧州のコロナがまた拡大傾向に。ううむ。読書は高山羽根子「首里の馬」。
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