おぉ、今村さんの「じんかん」に決まりましたね。パチパチパチ!ノミネート作はどれも読んでなかったのですが、ツイッターに流れる感想などを読んでいて有力候補かな、と思ってました。戦国三悪人の1人と言われている松永久秀の生涯を描いた作品ですね。タイミングよく今日の朝日の朝刊に今村さんのインタビュー記事が載っていたのですが「じんかん」のテーマは「なぜ人はここまで傷つけ合う必要があるのか」ということらしいです。時代小説、この頃あまり読んでないけど、ちょっと興味あり。内容紹介はアマゾンから。
仕えた主人を殺し、天下の将軍を暗殺し、東大寺の大仏殿を焼き尽くすーー。
民を想い、民を信じ、正義を貫こうとした」青年武将は、なぜ稀代の悪人となったか?
時は天正五年(1577年)。ある晩、天下統一に邁進する織田信長のもとへ急報が。信長に忠誠を尽くしていたはずの松永久秀が、二度目の謀叛を企てたという。前代未聞の事態を前に、主君の勘気に怯える伝聞役の小姓・狩野又九郎。だが、意外にも信長は、笑みを浮かべた。やがて信長は、かつて久秀と語り明かしたときに直接聞いたという壮絶な半生を語り出す。
貧困、不正、暴力…。『童の神』で直木賞候補となった今最も人気の若手歴史作家が、この世の不条理に抗う人すべてへ捧ぐ、圧巻の歴史巨編!
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