昨日から「罪の声」の上映が始まりました。主演が小栗旬と星野源、さらに松重豊、古舘寛治、市川実日子他。監督がドラマ「コウノドリ」「カルテット」映画「ビリギャル」などの土井裕康。そして、脚本が「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」「MIU404」などの野木亜紀子。原作は塩田武士の同名小説です。
ううむ、これは期待度大!原作の「罪の声」は第7回の山田風太郎賞、2016年の週刊文春ミステリーベスト10国内部門1位に輝いています。読んだけど、これは本当におもしろい。映画は脚本が野木亜紀子なのだからさらに期待できそう。野木さんといえば「逃げ恥」だけど、最近の「MIU404」やちょっと前の「フェイクニュース」など、犯罪ものや時代を描いた作品でも見事な切れ味を発揮しています。
で、この話、昭和の大事件、グリコ・森永事件が題材になっているのですが、映画の広告やホームページではグリコも森永も出てこない。本の刊行時にはもう少し出てたと思うのだけど。「未解決事件」とかそういう表現。ま、グリコも森永も現存する会社なのでそのあたりの配慮だとは思うけれど。直接いえないのは広告を作る側としては痛いなぁ。ちょっと損してるなぁ。
いずれにしても映画、楽しみです。原作、未読の人は文庫にもなっているのでぜひぜひ読んでみてください。
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