第7回山田風太郎賞を受賞し、2016年の週刊文春ミステリーベスト10でも国内部門1位に輝いた塩田武士の「罪の声」の映画化が決定しました。おぉ、これはうれしいぞ。しかも、脚本が「逃げ恥」などの野木亜紀子!!野木さんはNHKの「フェイクニュース」でも切れ味鋭く今の時代を描いていたので、こういうテーマも得意なはず。とても楽しみです。
あ、こういうテーマっていうのは、この小説はあのグリコ・森永事件を題材にした物語なのです。真相を追う記者と父親の遺品から事件に興味を抱いたテーラーを営む男、2つのルートからその「真実」へ迫っていきます。そのプロセスがなかなか見事で、僕は本当に興奮しながら読みました。すごいぞ、塩田武士!
映画では記者を小栗旬、テーラーの男を星野源が演じます。監督は映画「ビリギャル」、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」などの土井裕泰。2020年公開予定です。
*「罪の声」は5月15日に講談社文庫で文庫化の予定。読みたい人はそれを待った方がいいですよ。
◯詳しくはこちらで。キャスト、スタッフのコメントも載っています
◯僕の「罪の声」の書評はこちら
【書評ランキングに参加中】
ランキングに参加中。押していただけるとうれしいです。