私は「男たちの夢」より自分の夢を叶えたかった、「書く」という夢を――。女は、男たちのように芸術に関わってはいけないのだろうか、芸術を生み出すこともできないのだろうか? 大正から戦後の昭和にかけて、詩人、作家、評論家……さまざまな文学者たちとの激しい恋の果てに、互いに傷つけ合いつつも礼子がついに掴んだものは――。時代に抗いながら創造する女を描き出した新たな代表作の誕生!
新潮社のHPからもちょっと引用!
『夏日狂想』ではエピグラフ(小説が始まる前のページ、中扉裏に記された言葉)として中原中也の詩「春日狂想」の一節が引かれています。そのことが暗示しているように、この小説に登場する魅力あふれる人物たち(礼子、水本、片岡、滝沢……)の背景には、中也をはじめとする実在の文学者たちがいました。
『夏日狂想』をさらに深く、もっと楽しむために、昭和文学史を彩った彼らの人間関係をいくつかご紹介します。
うむ、モデルがいるのですね。下のページに詳しいですが、中也の他には、長谷川泰子、小林秀雄、坂本睦子、長谷川時雨、林芙美子などがモデルになっているようです。これはちょっと気になる!
◯詳しくはこちらを!
2022.9.27 昨日はなかなか行けなかった母の墓参に。なんだかまだ暑いな。読書は宮部みゆき「よって件のごとし」。
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