現役の書店員の投票によって選ばれるノンフィクション本大賞、僕が白内障の手術でネットを離れていた間に発表になっていました。大賞は川内有緒さんの「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」。おぉ、パチパチパチ!!ノミネートがみんな話題作だったので予想が難しかったのですが、よかった、よかった。どんな内容なのかまずはアマゾンの紹介文を!
「2022年 Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」受賞!
書店員が選ぶ、いちばん読んでほしいノンフィクションに。
発売直後から、数々の反響、すばらしいご感想が寄せられた本書です。
「目の見えない人とアートを見る?」タイトルへの素朴な疑問は、驚きとともに解消されます。白鳥建二さんと現代アートや仏像を鑑賞すると、現れるのはこれまで見えていなかった世界。
「白鳥さんと作品を見るとほんとに楽しいよ!」
という著者の友人マイティの一言で、「全盲の美術鑑賞者」とアートを巡るユニークな旅は始まりました。
視覚の不思議、アートの意味、生きること、障害を持つこと……などが白鳥さんや友人たちとの会話から浮かび上がってきます。
そこに白鳥さんの人生、美術鑑賞をする理由などが織り込まれて──。
軽やかで明るい筆致の文章で、美術館巡りの追体験を楽しみながら、社会を考え、人間を考え、自分自身を見つめ直すことができる、まったく新しいノンフィクションです。
開高健ノンフィクション賞受賞後第一作!
岸田奈美さん(作家)推薦!
誰かとわかりあえない寂しさを、幸福な余白に変えてくれる本でした。
本書掲載作品:
ピエール・ボナール、パブロ・ピカソ、クリスチャン・ボルタンスキー、興福寺の仏像、風間サチコ、大竹伸朗、マリーナ・アブラモヴィッチの《夢の家》、Q&XL(NPO法人スィング、ヂョン・ヨンドゥの作品など。
気になりますよね、これは。え〜っと白鳥さんを主人公にした映画もあるんですよ。「白い鳥」というのと「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」、映画の方も興味深いなぁ。でもまずは、本を読まないとね。
◯ノンフィクション大賞の特設ページ!作者のインタビューもあります。
◯これまでのノンフィクション本大賞の記事はこちらから!
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