また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

■さ行の作家-佐藤泰志

【映像化】佐藤泰志「きみの鳥はうたえる」が映画に。9月1日から公開!柄本佑 × 石橋静河 × 染谷将太

きみの鳥はうたえる (河出文庫) posted with ヨメレバ 佐藤 泰志 河出書房新社 2011-05-07 Amazonで調べる 楽天ブックスで調べる おぉ、「きみの鳥はうたえる」映画になるんだ。これ、タイトルがいいですよね。佐藤泰志の小説はタイトルがどれも魅力的。書店…

【映像化】映画「そこのみにて光輝く」公開中!原作もぜひ!

そこのみにて光輝く posted with ヨメレバ 佐藤泰志 河出書房新社 2011年04月04日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す このブログでも紹介した佐藤泰志の「そこのみにて光輝く」が映画化され、先週から公開されている。この映画、モントリオール…

【書評】佐藤泰志「大きなハードルと小さなハードル」-なんとか輝きを取り戻そうとする男たちの痛々しさ

大きなハードルと小さなハードル posted with ヨメレバ 佐藤泰志 河出書房新社 2011年06月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す ずっと読んできた佐藤泰志も文庫作品はこれで終わり、初期作品集を残すのみとなった。何だかちょっと寂しい。さて、…

【書評】佐藤泰志「黄金の服」-若者たちのけだるい夏を描いて見事な表題作

黄金の服 posted with ヨメレバ 佐藤 泰志 小学館 2011年05月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 3編収録。やはり芥川賞の候補にもなった表題作「黄金の服」が一番いい。「泳いで、酔っ払って、泳いで、酔っ払って」を繰り返す男女のひと夏の物…

【書評】佐藤泰志「きみの鳥はうたえる」-今を感じる作家佐藤泰志の傑作2編!

きみの鳥はうたえる posted with ヨメレバ 佐藤泰志 河出書房新社 2011年05月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す さらに佐藤泰志を読み進めている。「きみの鳥はうたえる」は表題作と「草の響き」の2作を収録。2つともとてもいい出来。芥川賞…

【書評】佐藤泰志「移動動物園」-作者の確かな実力を感じさせる短篇集

移動動物園 posted with ヨメレバ 佐藤 泰志 小学館 2011年04月06日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す さてさて今大注目の佐藤泰志、今度は3編の小説が収められた「移動動物園」を読んだ。これを読み、やはりこの人は力のある作家だと再認識し…

【書評】佐藤泰志「そこのみにて光輝く」-グラデーションのように変化する感情、その濃淡を描くのが佐藤は巧い

そこのみにて光輝く posted with ヨメレバ 佐藤泰志 河出書房新社 2011年04月04日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す このブログでも「海炭市叙景」を紹介した夭折の作家佐藤泰志、彼の作品が次々と文庫化されている。「そこのみにて光輝く」も…

【書評】佐藤泰志「海炭市叙景」-冒頭の物語が内包する不安がうっすらとこの小説の全編を被う

海炭市叙景 posted with ヨメレバ 佐藤 泰志 小学館 2010年10月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 昨年は復刊され話題になった本が多かったが、この「海炭市叙景」の映画化、それに伴う文庫化も出版界のトピックだった。それだけこの物語を愛し…