阪神・淡路大震災から今日で25年が経ちました。あの日とそれから後の日々、四半世紀経っても思い出したくない、という人も少なくないのではないでしょうか。
さて、先日冬ドラマの話をしましたが、明日から始まる「心の傷を癒すということ」は、あの大地震発生の後、自らも被災しながら被災者の心のケアを続けた若き精神科医・安克昌(あん・かつまさ)さんをモデルにしたドラマです。安さんは日本でのPTSD研究の先駆者になりましたが、39歳という若さで亡くなっています。ドラマでは安さんが自らのアイデンティティに悩みながらも、被災者の心の傷に寄り添い続ける姿が描かれています。彼が何を考え、悩み苦しむ人々とどう接していったのか。ぜひ見てみたいなと思っています。
脚本は桑原亮子さん。彼女は中途失聴の障害者であり、ご自身も西宮市で地震にあった被災者でもあります。これまではラジオドラマを多く手掛けてきた彼女、これが初めての連続ドラマの脚本だそうです。
キャストは安さん役に柄本祐さん、安さんの妻に尾野真千子さん、さらに、濱田岳、森山直太朗、石橋凌、キムラ緑子、近藤正臣、濱田マリ、谷村美月さん他の出演。NHK総合で毎週土曜21時〜21時49分。全4回の放送です。
*再放送は基本的に放送翌週の水曜深夜2時からのようです。
◯番組のホームページ
◯脚本家・桑原さんの紹介記事、番組スタッフの思いも書かれています
◯安さんの著書(原作ではなく臨床報告)
【書評ランキングに参加中】
ランキングに参加中。押していただけるとうれしいです。