さて、ドラマも絶好調の半沢直樹ですが、池井戸潤による6年ぶりのシリーズ最新刊が出ます。「半沢直樹 アルルカンと道化師」(9/17)、時系列的にはシリーズ1作目「オレたちバブル入行組」の前の話。半沢直樹が東京中央銀行大阪西支店に就任してすぐに起こった物語のようです。では、アマゾンからそのあらすじを!
東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとにとある案件が持ち込まれる。大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版社・仙波工藝社を買収したいというのだ。大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、半沢がたどりついた驚愕の真実とは――。
半沢直樹が絵画に秘められた謎を解く――。江戸川乱歩賞作家・池井戸潤の真骨頂ミステリー!
「やられたら、倍返しだ」。
明かされる真実に胸が熱くなる、シリーズの原点。
大ヒットドラマ「半沢直樹」シリーズ待望の最新刊、ついに登場!
ふむふむふむ、絵画がテーマになるのは個人的にはうれしいなぁ。で、アルルカンと道化師、って同じような感じもするけれど…。このタイトルが意味するところは?これもそのうちドラマになるのかなぁ。
窪美澄の新作「私は女になりたい」(9/16)も出ます。窪さんはデビュー作からファンで大好きです。さて、今回はどんな小説?これもアマゾンから。
これは私の最後の恋、なのだろうか。
妻でもなく、母でもなく、娘でもなく、ひとりの女になりたい。
恋愛小説の名手があなたを揺さぶる。
赤澤奈美は47歳、美容皮膚科医。カメラマンだった夫とは別れ、シングルマザーとしてひとり息子を育て、老いた母の面倒を見ながら仕事一筋に生きてきた。ふとしたことから、元患者で14歳年下の業平公平と、事故に逢うように恋に落ちてしまう。心を閉ざすように生きてきた奈美の、モノクロームだった世界が、色と音を持ち始めた。
もう一度、軽やかな私へ
美しい人生賛歌小説
◯窪美澄作品の僕の書評や情報はこちら!
出た本、金原ひとみ「fishy」出てました。え〜っと英語が苦手な僕は早速辞書を引きましたが、そうかこのタイトル、「うさんくさい、疑わしい」って意味ですね。
これも内容をアマゾンから。金原さんは「マザーズ」しか読んでないのだけど、もっと読みたい作家の一人。今年出たエッセイも気になってるし。
友愛でも共感でもなく、この刹那に集う女たち。
作家志望のライター美玖、共働きで女性誌の編集をつづける弓子、インテリアデザイナーのユリ。
都内きってのナンパ街となった銀座のコリドーで、
三人は互いのプライベートに踏み込まない距離感を保ちながら、
この場かぎりの「ともだち」として付き合いをつづけている。
気ままな飲みともだちに見えるが、彼女たちが抱える虚無は、
仕事でもプライベートでも、それぞれに深い。
結婚したばかりの男に思いを寄せ、不倫によって日常が一変する美玖。
サレ妻となった弓子は、夫の監視に疲弊しながら仕事と家庭と自尊心を守ることに必死だ。
ユリの生活はリア充に映るが、まったく不透明で真実を見通すことができない。
愚かしく、狂おしく、密やかに――彼女たちの日常にひそむ罠と闇と微かな光。
女性の生き辛さと新たな連帯をを鮮やかに切りとる著者の到達点。
ほらねぇ、おもしろそうなんだよぉ。金原ひとみ、読まないとなぁ。
2020.9.14 やっと涼しくなって来た東京。菅氏、なのか、な?読書は瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」が終わりそう。
そして、バトンは渡された | ||||
|
【書評ランキングに参加中】
ランキングに参加中。押していただけるとうれしいです。