また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、新刊案内など、本関連の最新ニュースを中心にお届けします。

■あ行の作家

【映像化】明日15日から朝井リョウ原作の映画「何者」スタート!

さてさて、今日スタートの「永い言い訳」に続いて明日からは「何者」が始まります。原作は2012年下半期の直木賞を受賞した朝井リョウの同名小説。就活とその只中にいる大学生をリアルに描いた青春小説の傑作です。書評、書いてます。旧ブログから引用します。

【BOOK NEWS】五木寛之「青春の門」23年ぶりの続編。来年から「週刊現代」で連載。

というニュースにはちょっと驚きました。前々から僕は五木寛之はなんでもう小説を書かないんだ、とブーブー言っていました。「親鸞」って小説なのかな?よくわからん。いずれにしても人生論みたいなのが多く、なんだかなぁって感じ。とてもおもしろいエンタ…

【書評】絲山秋子「薄情」-「地元」と「よそ者」、地方都市に生きる若者の今がここにある

薄情 posted with ヨメレバ 絲山秋子 新潮社 2015年12月18日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 今年の谷崎賞受賞作品。絲山さんの小説は好きでよく読んでいるが、これは最近の作品では一番おもしろかった。というか、とてつもなくおもしろくて…

【書評】朝井まかて「眩(くらら)」-これは江戸に生きる一人の女絵師を描いて見事な物語  

眩 posted with ヨメレバ 朝井まかて 新潮社 2016年03月22日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 葛飾北斎の娘で自らも絵師であった葛飾応為(おうい)の物語。近年彼女は「江戸のレンブラント」と呼ばれているらしい。その象徴というべき絵が表…

【BOOK NEWS】「何者」の続編「何様」8月末発売!

何様 posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 新潮社 2016年08月31日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 就活生の実態をリアルに描いて直木賞を受賞した朝井リョウの「何者」。この秋には映画にもなります。映画にも期待してますが、8月31日そのアナ…

【書評】小川洋子「琥珀のまたたき」-幽閉された子供たちの儚くピュアな暮らし。しかし、そんな日々もしだいに

琥珀のまたたき posted with ヨメレバ 小川 洋子 講談社 2015年09月10日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 小川洋子は尋常ではない状況に置かれた人間たちをよく描く。近年では「人質の朗読会」が思い出される。「琥珀のまたたき」もまた、そう…

【書評】池井戸潤「下町ロケット」-常に対立を作り出す池井戸潤小説の魅力満載!

下町ロケット posted with ヨメレバ 池井戸 潤 小学館 2013年12月21日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 直木賞受賞作。池井戸潤は原作のドラマはけっこう見てるが、小説を読むのはこれが初めて。累計でもう100万部以上売れてるんだなぁ。すご…

【書評】朝井リョウ「武道館」-「素人くさいアイドル」の物語はおもしろいのか?

武道館 posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 文藝春秋 2015年04月24日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 愛子は子供の頃から歌って踊るのが大好きな女の子だった。そんな彼女が高1になったばかりの春に「アイドル」になった。NEXT YOUという6人…

【書評】絲山秋子「離陸」-時間と空間、生と死…浮遊感を感じる不思議な物語

離陸 posted with ヨメレバ 絲山 秋子 文藝春秋 2014年09月11日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 絲山秋子は好きでほとんどの小説を読んでいる。ただ、この「離陸」は理解するのが難しい。だからといってつまらないわけではなく、なんだか「不…

【書評】上橋菜穂子「鹿の王」-これは2人の男を通して描かれる、力強い生命の物語

鹿の王 上 posted with ヨメレバ 上橋菜穂子 KADOKAWA 2014年09月24日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 鹿の王 下 posted with ヨメレバ 上橋菜穂子 KADOKAWA 2014年09月24日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 今年の本屋大賞受…

【書評】逢坂剛「百舌の叫ぶ夜」-やはり名作!見事なキャラクター造形とその語り口

百舌の叫ぶ夜 改訂新版 posted with ヨメレバ 逢坂剛 集英社 2014年03月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す ドラマを見ていて、昔から世評の高かったこの小説を読んでみたくなった。僕にとってこういうことは珍しい。ドラマの「mozu」はスタイリ…

【書評】朝井リョウ「スペードの3」-生まれ変わろうとする3人の女性の姿を鮮やかに描いた傑作

スペードの3 posted with ヨメレバ 朝井リョウ 講談社 2014年03月14日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 若き直木賞作家朝井リョウが社会人を主人公に描いた初めての小説だ。でも、ま、そんなことはある意味どうでもいい。それより、前にもちょ…

【書評】尾﨑英子「小さいおじさん」-後半になって生まれる「うねり」がなんだかちょっとスゴい!

小さいおじさん posted with ヨメレバ 尾崎 英子 文藝春秋 2013年10月24日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 曜子と紀子と朋美、中2の時にクラスメートで今28歳というビミョーな年齢になっている3人の女性たちが主人公。なんだか急にはじけ…

【書評】伊集院静「ノボさん」-正岡子規の青春の輝きを描いて感動的、漱石との強い友情も心に残る

みなさん、遅まきながらあけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。思い切って、デザインも変えてみました。では、本年1冊めのレビューです。 ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石 posted with ヨメレバ 伊集院 静 講談社 2013年11…

【書評】小野不由美「丕緒の鳥」-「十二国記」12年ぶりのオリジナル短編集、小野不由美って本当にすごい!

丕緒の鳥 十二国記 posted with ヨメレバ 小野不由美 新潮社 2013年06月26日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 何をおいても僕は物語が好きだ。エッセーも読む、ノンフィクションも読むけれど、やっぱり小説が一番。そして、これまで読んできた…

【書評】朝井リョウ「世界地図の下書き」-朝井リョウは向日性の作家だ。その小説は生きていく勇気を与えてくれる

世界地図の下書き posted with ヨメレバ 朝井リョウ 集英社 2013年07月05日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 直木賞を獲った「何者」しか知らない読者、デビュー作「桐島、部活やめるってよ」は読んだぞ、という読者にとってはちょっと物足り…

【書評】絲山秋子「忘れられたワルツ」-日常を描きながらも怪しさや不安定さを強く感じる物語

Amazonで探す 楽天ブックスで探す 7つの物語が収録された絲山秋子の最新短編集。震災後を舞台に被災地とは少し離れた街や村を舞台にした話だ。この震災があの震災なのか何なのかはよくわからない。ただ「それ」は確かにあった。そして、人々は「その後」を生…

【書評】小川洋子「いつも彼らはどこかに」-動物たちの物語?いや、これはまぎれもなく人間の物語だ

いつも彼らはどこかに posted with ヨメレバ 小川洋子(小説家) 新潮社 2013年05月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 事前に読んだ内容紹介で動物たちの物語、と書かれていたので、そのつもりで読み始めたら全然違っていた。というか、この8…

【書評】いとうせいこう「想像ラジオ」-ここには3.11を巡るすべての思いがある

想像ラジオ posted with ヨメレバ いとうせいこう 河出書房新社 2013年03月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 「こんばんは。あるいはおはよう。もしくはこんにちは。想像ラジオです。」という第一声から心を奪われる。リスナーの想像力の中で…

【書評】小川洋子「ことり」-作者らしさに溢れる静謐で美しい物語

ことり posted with ヨメレバ 小川洋子(小説家) 朝日新聞出版 2012年11月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 小川洋子ワールドは常に静謐で少しヴェールに被われ、なんだか不思議だ。この「ことり」も確かにそうだが、「小鳥の小父さん」と呼…

【書評】朝井リョウ「何者」-就活の渦中にいる者たちの生きていく姿!これは青春小説の傑作だ

何者 posted with ヨメレバ 朝井リョウ 新潮社 2012年11月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す ちょうど直木賞受賞発表の日に読み終わった。まずはテーマそのものをひと言で言い切ったタイトルが素晴らしい。これはタイトル勝ち!周囲の評判も良…

【書評】小川洋子「最果てアーケード」-色濃い死の気配、深い少女の孤独、曖昧となる生と死の境界線

最果てアーケード posted with ヨメレバ 小川洋子(小説家) 講談社 2012年06月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 「博士の愛した数式」「猫を抱いて象と泳ぐ」「人質の朗読会」など独自の世界を創り出している作家・小川洋子。最新の「最果て…

【BOOK NEWS】小野不由美、ホラー2冊7月発売!!!

「十二国記」の新潮文庫化&新刊発売のニュースは小野不由美ファンを大いに喜ばせましたが、さらに、7月にホラーの書き下し新作が!小野さんのホラーと言えば「屍鬼」だなぁ。あれは恐怖を丸ごと描いていてスゴかった。 7月20日に新潮社から出るのは「残穢…

【書評】朝井リョウ「少女は卒業しない」-ストレートに胸を打つ女子高生の物語

少女は卒業しない posted with ヨメレバ 朝井リョウ 集英社 2012年03月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 20代の男性作家で青春をきちんと書ける人ってそれほどいないのではないか。朝井リョウは現代の青春小説の書き手としてとてもとても輝い…

【BOOK NEWS】小野不由美「十二国記」いよいよ再始動!

もう待っているのを忘れちゃうぐらい待ちぼうけ食らっちゃってた小野不由美の大傑作ファンタジー「十二国記」。この7月からついに再始動するようです。ファンは当然、最新作を待っているわけですがそれはまだちょっと先。7月に出るのは原点ともいえる「魔…

【書評】朝井リョウ「もういちど生まれる」-子どもと大人の境界線にいる若者たちの揺れ動く心情を描いた連作短編集

もういちど生まれる posted with ヨメレバ 朝井リョウ 幻冬舎 2011年12月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す これはいいぞ、かなり好きだ。「桐島、部活やめるってよ」でデビューした朝井リョウの4作目。今回は5編を集めた連作短編集だ。各編…

【書評】伊集院静「星月夜」-作者初の推理小説!描かれたのは愛する者を失った被害者家族の慟哭

星月夜 posted with ヨメレバ 伊集院 静 文藝春秋 2011年12月12日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 物語は2人の人間の失踪から始まる。東北から東京に出たまま行方の知れない娘佐藤可菜子、一方、出雲では鍛冶職人の老人佐田木泰治が突然姿を…

【BOOK NEWS】伊集院静「いねむり先生」がコミックに

グランドジャンプPREMIUM (プレミアム) Vol.2 2012年 2/29号 [雑誌]集英社 2012-01-20売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools この頃、映画化やドラマ化、コミック化の話が多いなぁ。僕の昨年度のベスト1「いねむり先生」も「月下の棋士」など…

【映像化】朝井リョウの「桐島、部活やめるってよ」も映画化!

先日は「ふがいない僕は空を見た」の映画化決定で、おおおっと喜んだが今度は朝井リョウのデビュー作「桐島、部活やめるってよ」映画化のニュースが。監督は「パーマネント野ばら」などの吉田大八監督。主演の前田には神木隆之介が。共演は橋本愛、大後寿々…

【書評】朝井リョウ「星やどりの声」-生まれ変わる家族を描いて見事な物語

星やどりの声 posted with ヨメレバ 朝井リョウ 角川書店 2011年10月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す デビュー3作目だが朝井リョウは初々しい。何と言えばいいのだろう、作者自身の向日性、スクっと立っている感じが作品自体にも感じられて…