■あ行の作家
聖の青春 posted with ヨメレバ 大崎善生 講談社 2002年05月15日 楽天ブックスで探す Amazonで探す このノンフィクションの中盤にこんな一文がある。 純粋さの塊のような生きかたとありあまる将棋への情熱。それにかける集中力と桁外れの努力。勝利へのあく…
Amazonで探す 楽天ブックスで探す 表紙の絵が酒井駒子さんだったのでちょっとアマゾンを調べてみたら、児童文学作家の安東みきえさんが「家族を描くならここまで書きなさい…と、いとうみくにガツンとしかられた気がする」というコメントを寄せていて、読んで…
眩 posted with ヨメレバ 朝井 まかて 新潮社 2018年09月28日 楽天ブックスで探す Amazonで探す おぉ、これはうれしい。このブログでも紹介した朝井まかての傑作「眩(くらら)」がNHK総合でスペシャルドラマになります。放送日は9月18日。タイトルは「「眩…
さてさて、話題のアルバムがいよいよ明日発売です。直木賞と本屋大賞を受賞した恩田陸の傑作音楽小説「蜜蜂と遠雷」、舞台となるピアノコンクールで演奏されるクラシックの名曲の中から物語の核となる19曲をセレクトしたのがこのアルバム。幻冬舎のホームペ…
夜のピクニック posted with ヨメレバ 恩田陸 新潮社 2006年09月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 今回、本屋大賞を受賞した恩田陸さん、第2回目の「夜のピクニック」についで2度目の受賞です。この小説もいいんだよなぁ。というわけで、昔…
蜜蜂と遠雷 posted with ヨメレバ 恩田陸 幻冬舎 2016年09月21日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す いやいやいや、驚いた。本屋さんが選ぶ本屋大賞は直木賞取っちゃったこの小説にはならないんじゃないかと思ってた。「みかづき」か「罪の声」…
「SWITCH」が糸井重里特集をやることはすでにこのブログでも書きましたが、大増ページで特別価格のスペシャルバージョンになるようです。編集長の新井さんはけっこう糸井さんに影響受けてる人だからなぁ。まぁ、ほぼ日好き、糸井好きの僕らにとってもこの特…
SWITCH(vol.35 no.3) posted with ヨメレバ スイッチ・パブリッシング 2017年02月17日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 「SWITCH」、去年はけっこう買いました。マツコ・デラックスのやつとかキョンキョンの号。うむ。で、2月発売号は「…
陸王 posted with ヨメレバ 池井戸潤 集英社 2016年07月08日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 年末の29日に発表になりました。TBS系日曜劇場枠での放送です。池井戸潤×TBSは「半沢直樹」「ルーズヴェルトゲーム」「下町ロケット」と福澤克雄演…
何様 posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 新潮社 2016年08月31日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 就活生を描いて直木賞を受賞した「何者」、そのアナザーストーリーだ。といっても、この小説集、すごく凝っている。全体は6つの短編からなって…
不時着する流星たち posted with ヨメレバ 小川 洋子 KADOKAWA 2017年01月28日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 小川洋子は「猫を抱いて象と泳ぐ」あたりからのファンで以降の小説は大体読んでいます。さて、1月28日発売の新刊「不時着する流…
短編「レンタル世界」と長い表題作の2編を収録。「ままならないから〜」、ううむ、すごくおもしろいぞ。で、このタイトルから大人の話かと思っていたら、なんと小学生の話から始まったのでびっくり。しかし、朝井リョウ、彼は学生や子供たちの世界をデビュ…
さてさて、「この世界の片隅に」はまだまだ応援しますが、こちらも注目!大崎善生「聖(さとし)の青春」が映画化され、いよいよ明日から公開されます。僕はひと足先に観たので、その感想を個人的なメルマガから引用します。 東京国際映画祭のクロージングで…
芳ヶ江国際ピアノコンクール、話題のピアニストを輩出したことで評価が高まっている国際的なピアノコンクールを舞台にした物語だ。小説は、書類選考落選者を対象にしたオーディションから始まって、芳ヶ江で行われる一次、二次、三次予選、そして、本選まで…
オランダで葛飾北斎が描いた西洋画が見つかって大きなニュースになりましたが、夏に読んだ朝井まかての傑作「眩(くらら)」に北斎がシーボルトの依頼を受け西洋画を描いたという話が出てきました。
さてさて、今日スタートの「永い言い訳」に続いて明日からは「何者」が始まります。原作は2012年下半期の直木賞を受賞した朝井リョウの同名小説。就活とその只中にいる大学生をリアルに描いた青春小説の傑作です。書評、書いてます。旧ブログから引用します。
というニュースにはちょっと驚きました。前々から僕は五木寛之はなんでもう小説を書かないんだ、とブーブー言っていました。「親鸞」って小説なのかな?よくわからん。いずれにしても人生論みたいなのが多く、なんだかなぁって感じ。とてもおもしろいエンタ…
薄情 posted with ヨメレバ 絲山秋子 新潮社 2015年12月18日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 今年の谷崎賞受賞作品。絲山さんの小説は好きでよく読んでいるが、これは最近の作品では一番おもしろかった。というか、とてつもなくおもしろくて…
眩 posted with ヨメレバ 朝井まかて 新潮社 2016年03月22日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 葛飾北斎の娘で自らも絵師であった葛飾応為(おうい)の物語。近年彼女は「江戸のレンブラント」と呼ばれているらしい。その象徴というべき絵が表…
何様 posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 新潮社 2016年08月31日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 就活生の実態をリアルに描いて直木賞を受賞した朝井リョウの「何者」。この秋には映画にもなります。映画にも期待してますが、8月31日そのアナ…
琥珀のまたたき posted with ヨメレバ 小川 洋子 講談社 2015年09月10日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 小川洋子は尋常ではない状況に置かれた人間たちをよく描く。近年では「人質の朗読会」が思い出される。「琥珀のまたたき」もまた、そう…
下町ロケット posted with ヨメレバ 池井戸 潤 小学館 2013年12月21日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 直木賞受賞作。池井戸潤は原作のドラマはけっこう見てるが、小説を読むのはこれが初めて。累計でもう100万部以上売れてるんだなぁ。すご…
武道館 posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 文藝春秋 2015年04月24日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 愛子は子供の頃から歌って踊るのが大好きな女の子だった。そんな彼女が高1になったばかりの春に「アイドル」になった。NEXT YOUという6人…
離陸 posted with ヨメレバ 絲山 秋子 文藝春秋 2014年09月11日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 絲山秋子は好きでほとんどの小説を読んでいる。ただ、この「離陸」は理解するのが難しい。だからといってつまらないわけではなく、なんだか「不…
鹿の王 上 posted with ヨメレバ 上橋菜穂子 KADOKAWA 2014年09月24日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 鹿の王 下 posted with ヨメレバ 上橋菜穂子 KADOKAWA 2014年09月24日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 今年の本屋大賞受…
百舌の叫ぶ夜 改訂新版 posted with ヨメレバ 逢坂剛 集英社 2014年03月 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す ドラマを見ていて、昔から世評の高かったこの小説を読んでみたくなった。僕にとってこういうことは珍しい。ドラマの「mozu」はスタイリ…
スペードの3 posted with ヨメレバ 朝井リョウ 講談社 2014年03月14日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 若き直木賞作家朝井リョウが社会人を主人公に描いた初めての小説だ。でも、ま、そんなことはある意味どうでもいい。それより、前にもちょ…
小さいおじさん posted with ヨメレバ 尾崎 英子 文藝春秋 2013年10月24日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 曜子と紀子と朋美、中2の時にクラスメートで今28歳というビミョーな年齢になっている3人の女性たちが主人公。なんだか急にはじけ…
みなさん、遅まきながらあけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。思い切って、デザインも変えてみました。では、本年1冊めのレビューです。 ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石 posted with ヨメレバ 伊集院 静 講談社 2013年11…
丕緒の鳥 十二国記 posted with ヨメレバ 小野不由美 新潮社 2013年06月26日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 何をおいても僕は物語が好きだ。エッセーも読む、ノンフィクションも読むけれど、やっぱり小説が一番。そして、これまで読んできた…