また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評・感想、出た本出る本など、本関連の最新ニュースを届けます。

■さ行の作家

【BOOK NEWS】本日から「ほぼ日」で直木賞作家・佐藤正午×糸井重里対談!

さてさて、今日から始まりましたよ。佐藤正午×糸井重里対談。このブログではすでに、糸井さんが文庫版「鳩の撃退法」の解説を書いたこと、そして、2人で対談をしたことについて詳細を書いています。それを読んでもらえたら、と思います。こちらです。 対談…

【BOOK NEWS】楽しみ!佐藤正午×糸井重里対談、そして、「鳩の撃退法」文庫化

さてさて、糸井さんが「ほぼ日」の巻頭に毎日書いているエッセイ「今日のダーリン」、1日で消えちゃうのでもう見られないのですが、12日はこんな話でした。引用しちゃっていいのかな?ちょっと迷うところですが、引用しちゃいますね。(もしダメなら関係各…

【書評】佐藤正午「夏の情婦」-今の佐藤正午の作品は間違いなくこの小説集の延長上にある

夏の情婦 (小学館文庫) posted with ヨメレバ 佐藤 正午 小学館 2017-08-08 Amazon Kindle 楽天ブックス 直木賞を受賞した佐藤正午の1988年の恋愛小説集。デビュー作「永遠の1/2」から4年経っているので「若書き」とは言えないけれど、少しだけそう感じる…

【映像化】本日7月15日夕方、ドラマがスタート!獅子文六原作「悦ちゃん」

悦ちゃん (ちくま文庫) posted with ヨメレバ 獅子 文六 筑摩書房 2015-12-09 Amazon 楽天ブックス というわけで、今日からです。去年、ちくま文庫から出て人気になった獅子文六の「悦ちゃん」がユースケ・サンタマリア主演でドラマになります。夕方6時5分…

【映像化】柴崎友香「寝ても覚めても」が東出昌大主演で映画に!

寝ても覚めても (河出文庫) posted with ヨメレバ 柴崎 友香 河出書房新社 2014-05-08 Amazon Kindle 楽天ブックス 野間文芸新人賞を受賞した柴崎友香の「寝ても覚めても」の映画化が決まりました。これはちょっと気になるなぁ。主演は東出昌大で一人二役に…

【書評】佐藤正午「月の満ち欠け」-月の満ち欠けのように繰り返すことで、その愛は「永遠」へと近づいていく

月の満ち欠け posted with ヨメレバ 佐藤 正午 岩波書店 2017-04-06 Amazon 楽天ブックス 一気読みできればたぶんその必要はないのだけどそうもいかず、物語の後半で「人物相関図」を作ってしまった。あの人がこの人とあーなって、こーなって…ううむ、なるほ…

【書評】塩田武士「罪の声」-これは作者の執念が生み出した驚きの物語!

罪の声 posted with ヨメレバ 塩田 武士 講談社 2016-08-03 Amazon Kindle 楽天ブックス グリコ・森永事件を題材にした去年の話題作。本屋大賞にもノミネートされている。この小説、事前に思っていたのとはちょっと違っていた。広告や帯では「家族には時効は…

【文学賞】第七回山田風太郎賞、塩田武士「罪の声」に決定!

さて、このブログでもノミネート6作を紹介した山田風太郎賞ですが、僕が一番心惹かれて読みたくなった塩田武士の「罪の声」が受賞しました。パチパチパチ!

【書評】砂田麻美「一瞬の雲の切れ間に」-「本の雑誌」上半期ベスト1!人は人に傷つき、人に救われる。

「本の雑誌」の上半期ベスト1。あの北上次郎が「もう年間の一位って決めてるんだ」と言い放っちゃった1冊だ。著者の砂田麻美は話題になった「エンディングノート」の映画監督。映画監督といえば西川美和もすごいけれど、この人も大したもの。この小説、2…

【書評】椎名誠「孫物語」-孫たちとの黄金の夏休み!じいじいシーナの幸せ

孫物語椎名 誠 新潮社 2015-04-21売り上げランキング : 23063Amazonで詳しく見る by G-Tools なぜか集英社から新潮社へと出版社は変わったけれど、これもまたあ の「岳物語」シリーズの一冊だ。椎名誠はもちろん小説もいいのだが、 こういう極私的エッセイは…

【書評】澤田瞳子「若冲」-虚実ないまぜの中で描かれる、異能の画家・若冲その人

若冲澤田 瞳子 文藝春秋 2015-04-22売り上げランキング : 1848Amazonで詳しく見る by G-Tools 伊藤若冲について書かれた小説ってあるのだろうか?2000年の大回顧展以来ブレイクした若冲は僕も大好き。でも、彼の人生については雑誌の特集や展覧会のパン…

【書評】椎名誠「三匹のかいじゅう」-じじバカ小説でいいじゃないか!

三匹のかいじゅう椎名 誠 集英社 2013-01-04売り上げランキング : 20238Amazonで詳しく見る by G-Tools シーナ氏が「軽い私小説のようなもの」と呼ぶ「岳物語」シリーズ。なんとスタートしてから30年が経つという。「軽い私小説」というのは何だかいいなぁ…

【書評】佐藤正午「カップルズ」-作者自身が短編のベストと語ったこの一冊!おぉさすがだ

カップルズ (小学館文庫) posted with ヨメレバ 佐藤 正午 小学館 2013-01-04 Amazon 楽天ブックス 作者である佐藤正午は、地元・長崎新聞のインタビュー(2013.1.8)で代表作は?と問われ「長編では「5」、短編集なら「カップルズ」」と答えている。「5」…

【映像化】今夜スタート、佐藤正午「身の上話』がドラマに!「書店員ミチルの身の上話」

前にもちょっとお知らせしましたが、根強いファンを持つ小説家佐藤正午の「身の上話」がNHKでドラマ化、今晩から放送が始まります。タイトルは「書店員ミチルの身の上話」。主演は戸田恵梨香。どこにでもいそうな普通の女の子が2億円の宝くじを手にして……

【書評】椎名誠「大きな約束」正続-じいじいになったシーナ氏は何を思う?

大きな約束 (集英社文庫)椎名 誠 続 大きな約束(集英社文庫)椎名 誠 これは「岳物語」「続 岳物語」「春画」「かえっていく場所」と続くシーナ的私小説シリーズの最新刊だ。椎名誠ファンの僕は前の4冊は全部読んでいる。このシリーズ、息子である岳との交流…

【書評】佐藤正午「きみは誤解している」-競輪をテーマに運命にもてあそばれる人々のおかしみを描く

きみは誤解している (小学館文庫)佐藤 正午 小学館 2012-03-06売り上げランキング : 144946Amazonで詳しく見る by G-Tools 文庫化されたのですぐに読んだ。と思ったら、これ何と2度目の文庫化だ。単行本は2000年に岩波書店から発売され、03年に集英社文庫に…

【書評】佐藤多佳子「聖夜」-音楽や仲間との交流を通し成長していく主人公

聖夜 ― School and Music posted with ヨメレバ 佐藤 多佳子 文藝春秋 2010-12-09 Amazon 楽天ブックス 久しぶりの佐藤多佳子。School and Musicシリーズと銘打たれた2冊のうちの1冊。もうひとつの「第二音楽室」はすでに読んで書評もあげているのだが、な…

【書評】佐藤正午「事の次第」-登場人物の交錯加減(?)さが尋常ではない。さすが佐藤正午!

事の次第 (小学館文庫)佐藤 正午 小学館 2011-09-06売り上げランキング : 73964Amazonで詳しく見る by G-Tools 「バニシングポイント」(97年単行本、2000年文庫で発売)を改題し、新装版として小学館文庫から刊行されたもの。正午ファンなのになぜか読んで…

【書評】椎名誠「そらをみてますないてます」-青春の物語×冒険の物語、まさに、構成の妙!

そらをみてますないてます椎名 誠 文藝春秋 2011-10売り上げランキング : 22081Amazonで詳しく見る by G-Tools 椎名誠の本は小説でもエッセイでも裏切られることはまずない。冒険家的な一面や写真家、映画監督など幅広く活躍しているため、メインストリーム…

【書評】柴崎友香「寝ても覚めても」-なんとも印象的な物語終盤の花見のシーン!

寝ても覚めても柴崎 友香 河出書房新社 2010-09-17売り上げランキング : 77037Amazonで詳しく見る by G-Tools この小説には驚いた。と同時にこれを初めて読む柴崎作品に選んだことを後悔した。このスタイルがこれまでもそうだったのか、それともこの作品独自…

【書評】佐藤正午「ダンスホール」-この作者らしい、奇妙で一筋縄ではいかない物語

ダンスホール (テーマ競作小説「死様」)佐藤正午 光文社 2011-06-18売り上げランキング : 133812Amazonで詳しく見る by G-Tools 光文社のテーマ競作小説「死様」の中の1冊、佐藤正午をはじめ6人の小説家がこのテーマで筆を競っている。競っていると書いた…

【書評】佐藤泰志「大きなハードルと小さなハードル」-なんとか輝きを取り戻そうとする男たちの痛々しさ

大きなハードルと小さなハードル (河出文庫)佐藤 泰志 河出書房新社 2011-06-04売り上げランキング : 181202Amazonで詳しく見る by G-Tools ずっと読んできた佐藤泰志も文庫作品はこれで終わり、初期作品集を残すのみとなった。何だかちょっと寂しい。さて、…

【書評】佐藤泰志「黄金の服」-若者たちのけだるい夏を描いて見事な表題作

黄金の服 (小学館文庫)佐藤 泰志 小学館 2011-05-10売り上げランキング : 118826Amazonで詳しく見る by G-Tools 3編収録。やはり芥川賞の候補にもなった表題作「黄金の服」が一番いい。「泳いで、酔っ払って、泳いで、酔っ払って」を繰り返す男女のひと夏の…

【書評】「きみの鳥はうたえる」-今を感じる作家佐藤泰志の傑作2編!

きみの鳥はうたえる (河出文庫)佐藤 泰志 河出書房新社 2011-05-07売り上げランキング : 50597Amazonで詳しく見る by G-Tools さらに佐藤泰志を読み進めている。「きみの鳥はうたえる」は表題作と「草の響き」の2作を収録。2つともとてもいい出来。芥川賞…

【書評】佐藤泰志「移動動物園」-作者の確かな実力を感じさせる短篇集

移動動物園 (小学館文庫)佐藤 泰志 小学館 2011-04-06売り上げランキング : 26579Amazonで詳しく見る by G-Tools さてさて今大注目の佐藤泰志、今度は3編の小説が収められた「移動動物園」を読んだ。これを読み、やはりこの人は力のある作家だと再認識した…

【書評】佐藤泰志「そこのみにて光輝く」-グラデーションのように変化する感情、その濃淡を描くのが佐藤は巧い

そこのみにて光輝く (河出文庫)佐藤 泰志 河出書房新社 2011-04-05売り上げランキング : 16354Amazonで詳しく見る by G-Tools このブログでも「海炭市叙景」を紹介した夭折の作家佐藤泰志、彼の作品が次々と文庫化されている。「そこのみにて光輝く」もその…

【書評】佐藤泰志「海炭市叙景」-冒頭の物語が内包する不安がうっすらとこの小説の全編を被う

海炭市叙景 (小学館文庫)佐藤 泰志 小学館 2010-10-06売り上げランキング : 580Amazonで詳しく見る by G-Tools 昨年は復刊され話題になった本が多かったが、この「海炭市叙景」の映画化、それに伴う文庫化も出版界のトピックだった。それだけこの物語を愛し…

【書評】塩田武士「盤上のアルファ」-人生「投了」寸前! 負け犬たちの物語

盤上のアルファ塩田 武士 講談社 2011-01-06売り上げランキング : 270344Amazonで詳しく見る by G-Tools さて今年最初の一冊はこれ!「第五回小説現代長編新人賞」を満票で受賞した塩田武士の「盤上のアルファ」だ。今日発売だが読者モニター募集に応募して…

【書評】佐藤多佳子「第二音楽室」-4つの物語は重なり合いひとつになる。優しい気持ちになると共に元気が出てくる

第二音楽室―School and Music posted with ヨメレバ 佐藤 多佳子 文藝春秋 2010-11-01 Amazon 楽天ブックス 佐藤多佳子の「第二音楽室」、音楽をテーマにした4つの物語、どれも女の子が語り手だ。鼓笛隊の落ちこぼれピアニカ組に入ってしまった小学生6人組…

【BOOK NEWS】11月に佐藤多佳子「第二音楽室」、12月には「聖夜」も!!

先日、ちらっと書いた佐藤多佳子さんの新刊「第二音楽室」は11月13日発売で文藝春秋のホームページにも告知が出ました。音楽にまつわる4つの物語、短編集です。そして、これは文春のメルマガでわかったのですが、12月には「第二音楽室」とペアになる「聖夜…