また、本の話をしてる

おすすめ本の紹介や書評、出た本出る本など、本関連の最新ニュースを届けます。

■あ行の作家

【書評】浅生鴨「猫たちの色メガネ」-27の奇妙な味のショートストーリー、さてどれが好き??

猫たちの色メガネ posted with ヨメレバ 浅生 鴨 KADOKAWA 2017-09-29 Amazon Kindle 楽天ブックス 作者はNHKのツイッターアカウント@NHK_PRの中の人1号として有名になった浅生鴨さん。今は主に執筆活動に注力している、と紹介にある。「猫たちの色メガネ…

【文学賞】第八回山田風太郎賞は池上永一「ヒストリア」に決定!!!

ヒストリア posted with ヨメレバ 池上 永一 KADOKAWA 2017-08-25 Amazon Kindle 楽天ブックス 第八回の山田風太郎賞は池上永一さんの「ヒストリア」に決定しました。パチパチパチ!僕は未読ですが、アマゾンの内容紹介をここに引用してみます。 20年の歳月…

【映像化】朝井まかて原作のドラマ「眩(くらら)」明日18日夜放送!主演は宮崎あおい

眩 posted with ヨメレバ 朝井 まかて 新潮社 2016-03-22 Amazon Kindle 楽天ブックス すでにこのブログに書きましたが、朝井まかての同名小説が原作のドラマ「眩(くらら)〜北斎の娘〜」が明日夜NHK総合で放送されます。詳しくは以前のブログを読んで欲し…

【書評】石黒由紀子「猫はうれしかったことしか覚えていない」-猫愛がさらにさらに強くなっちゃうエッセイ集

猫は、うれしかったことしか覚えていない posted with ヨメレバ 石黒 由紀子 幻冬舎 2017-07-12 Amazon Kindle 楽天ブックス いやぁこのタイトル、力あるなぁ。これは読まねば、と強く思ったもの。犬を飼っているけれど猫もけっこう好きな僕は、彼らにとても…

【書評】大崎善生「聖の青春」-ここには村山聖という稀代の棋士の生と死が丸ごと描かれている

聖の青春 (講談社文庫) posted with ヨメレバ 大崎 善生 講談社 2002-05-07 Amazon Kindle 楽天ブックス このノンフィクションの中盤にこんな一文がある。 純粋さの塊のような生きかたとありあまる将棋への情熱。それにかける集中力と桁外れの努力。勝利への…

【書評】いとうみく「カーネーション」-互いを愛せない母と娘、これは予定調和で終わらない親子の物語

カーネーション (くもんの児童文学) posted with ヨメレバ いとう みく,酒井 駒子 くもん出版 2017-05-11 Amazon 楽天ブックス 表紙の絵が酒井駒子さんだったのでちょっとアマゾンを調べてみたら、児童文学作家の安東みきえさんが「家族を描くならここまで書…

【映像化】朝井まかての傑作「眩(くらら)」が宮崎あおい主演でドラマ化!

眩 posted with ヨメレバ 朝井 まかて 新潮社 2016-03-22 Amazon Kindle 楽天ブックス おぉ、これはうれしい。このブログでも紹介した朝井まかての傑作「眩(くらら)」がNHK総合でスペシャルドラマになります。放送日は9月18日。タイトルは「「眩(くらら…

【BOOK NEWS】直木賞・本屋大賞W受賞!「蜜蜂と遠雷 音楽集」明日発売!!恩田陸書き下ろしエッセイ付

蜜蜂と遠雷 音楽集 posted with カエレバ コンピレーション・アルバム ナクソス・ジャパン 2017-05-26 Amazon 楽天市場 さてさて、話題のアルバムがいよいよ明日発売です。直木賞と本屋大賞を受賞した恩田陸の傑作音楽小説「蜜蜂と遠雷」、舞台となるピアノ…

【書評】恩田陸「夜のピクニック」-もうひとつの本屋大賞受賞作、こちらも傑作!

夜のピクニック (新潮文庫) posted with ヨメレバ 恩田 陸 新潮社 2006-09-07 Amazon Kindle 楽天ブックス 今回、本屋大賞を受賞した恩田陸さん、第2回目の「夜のピクニック」についで2度目の受賞です。この小説もいいんだよなぁ。というわけで、昔書いた…

【文学賞】2017年本屋大賞は恩田陸「蜜蜂と遠雷」に決定!CD「蜜蜂と遠雷」音楽集も出ます

蜜蜂と遠雷 posted with ヨメレバ 恩田 陸 幻冬舎 2016-09-23 Amazon Kindle 楽天ブックス いやいやいや、驚いた。本屋さんが選ぶ本屋大賞は直木賞取っちゃったこの小説にはならないんじゃないかと思ってた。「みかづき」か「罪の声」かなぁ、と予想をしてい…

【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!  (2017.4/1週)

さて、4月。出る本、明日発売の佐藤正午「月の満ち欠け」が気になる、気になる。アマゾンの紹介を読むと何だかよくわからん感じも漂っているけれど、佐藤正午ワールドはやっぱり期待値が高い。そうか、20年ぶりに書き下ろしなのか。 月の満ち欠け posted wi…

【BOOK NEWS】雑誌「SWITCH」特集「ほぼ糸井重里」がなんだか大変なことに

SWITCH Vol.35 No.3 ほぼ糸井重里 posted with ヨメレバ 糸井 重里 スイッチパブリッシング 2017-02-20 Amazon 楽天ブックス 「SWITCH」が糸井重里特集をやることはすでにこのブログでも書きましたが、大増ページで特別価格のスペシャルバージョンになるよう…

【BOOK NEWS】雑誌「SWITCH」2月発売号の特集は「ほぼ糸井重里」!

SWITCH Vol.35 No.3 ほぼ糸井重里 posted with ヨメレバ 糸井 重里 スイッチパブリッシング 2017-02-20 Amazon 楽天ブックス 「SWITCH」、去年はけっこう買いました。マツコ・デラックスのやつとかキョンキョンの号。うむ。で、2月発売号は「ほぼ糸井重里」…

【書評】朝井リョウ「何様」-「何者」を見事に裏返す表題作とその先にあるささやかな希望!

何様 posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 新潮社 2016-08-31 Amazon Kindle 楽天ブックス 就活生を描いて直木賞を受賞した「何者」、そのアナザーストーリーだ。といっても、この小説集、すごく凝っている。全体は6つの短編からなっているのだが「何者」との…

【BOOK NEWS】1月発売!小川洋子新刊「不時着する流星たち」が気になる、気になる!

不時着する流星たち posted with ヨメレバ 小川 洋子 KADOKAWA 2017-01-28 Amazon 楽天ブックス 小川洋子は「猫を抱いて象と泳ぐ」あたりからのファンで以降の小説は大体読んでいます。さて、1月28日発売の新刊「不時着する流星たち」、これはKADOKAWAの冊…

【書評】朝井リョウ「ままならないから、私とあなた」-ままならないからおもしろいのか、ままならないからイヤなのか

短編「レンタル世界」と長い表題作の2編を収録。「ままならないから〜」、ううむ、すごくおもしろいぞ。で、このタイトルから大人の話かと思っていたら、なんと小学生の話から始まったのでびっくり。しかし、朝井リョウ、彼は学生や子供たちの世界をデビュ…

【書評】恩田陸「蜜蜂と遠雷」-まずは作者に拍手喝采を!スタンディングオベーションを!

芳ヶ江国際ピアノコンクール、話題のピアニストを輩出したことで評価が高まっている国際的なピアノコンクールを舞台にした物語だ。小説は、書類選考落選者を対象にしたオーディションから始まって、芳ヶ江で行われる一次、二次、三次予選、そして、本選まで…

【書評】絲山秋子「薄情」-「地元」と「よそ者」、地方都市に生きる若者の今がここにある

薄情 posted with ヨメレバ 絲山 秋子 新潮社 2015-12-18 Amazon 楽天ブックス 今年の谷崎賞受賞作品。絲山さんの小説は好きでよく読んでいるが、これは最近の作品では一番おもしろかった。というか、とてつもなくおもしろくて、今年のマイベストの上位に入…

【書評】朝井まかて「眩(くらら)」-これは江戸に生きる一人の女絵師を描いて見事な物語  

眩 posted with ヨメレバ 朝井 まかて 新潮社 2016-03-22 Amazon Kindle 楽天ブックス 葛飾北斎の娘で自らも絵師であった葛飾応為(おうい)の物語。近年彼女は「江戸のレンブラント」と呼ばれているらしい。その象徴というべき絵が表紙を飾っている「吉原格…

【書評】池井戸潤「下町ロケット」-常に対立を作り出す池井戸潤小説の魅力満載!

下町ロケット (小学館文庫)池井戸 潤 小学館 2013-12-26売り上げランキング : 183Amazonで詳しく見る by G-Tools 直木賞受賞作。池井戸潤は原作のドラマはけっこう見てるが、小説を 読むのはこれが初めて。累計でもう100万部以上売れてるんだなぁ。す ごい。…

【書評】絲山秋子「離陸」-時間と空間、生と死…浮遊感を感じる不思議な物語

離陸絲山 秋子 文藝春秋 2014-09-11売り上げランキング : 146677Amazonで詳しく見る by G-Tools 絲山秋子は好きでほとんどの小説を読んでいる。ただ、この「離陸」 は理解するのが難しい。だからといってつまらないわけではなく、なん だか「不思議な感じ」…

【書評】逢坂剛「百舌の叫ぶ夜」-やはり名作!見事なキャラクター造形とその語り口

百舌の叫ぶ夜 (百舌シリーズ) (集英社文庫)逢坂 剛 集英社 2014-03-20売り上げランキング : 558Amazonで詳しく見る by G-Tools ドラマを見ていて、昔から世評の高かったこの小説を読んでみたくな った。僕にとってこういうことは珍しい。ドラマの「mozu」は…

【書評】尾﨑英子「小さいおじさん」-後半になって生まれる「うねり」がなんだかちょっとスゴい!

小さいおじさん尾崎 英子 文藝春秋 2013-10-24売り上げランキング : 55866Amazonで詳しく見る by G-Tools 曜子と紀子と朋美、中2の時にクラスメートで今28歳というビミョ ーな年齢になっている3人の女性たちが主人公。なんだか急にはじけち ゃった母親の…

【書評】小野不由美「丕緒の鳥」-「十二国記」12年ぶりのオリジナル短編集、小野不由美って本当にすごい!

丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)小野 不由美 山田 章博 新潮社 2013-06-26売り上げランキング : 1103Amazonで詳しく見る by G-Tools 何をおいても僕は物語が好きだ。エッセーも読む、ノンフィクション も読むけれど、やっぱり小説が一番。そして、これまで読ん…

【書評】絲山秋子「忘れられたワルツ」-戻りたい場所にはもう戻れない

忘れられたワルツ絲山 秋子 新潮社 2013-04-26売り上げランキング : 48546Amazonで詳しく見る by G-Tools 7つの物語が収録された絲山秋子の最新短編集。震災後を舞台に被災 地とは少し離れた街や村を舞台にした話だ。この震災があの震災なのか 何なのかはよ…

【書評】いとうせいこう「想像ラジオ」-ここには3.11を巡るすべての思いがある

想像ラジオいとう せいこう 河出書房新社 2013-03-02売り上げランキング : 693Amazonで詳しく見る by G-Tools 「こんばんは。あるいはおはよう。もしくはこんにちは。想像ラジオ です。」という第一声から心を奪われる。リスナーの想像力の中でだけ オンエア…

【書評】赤坂英一「2番打者論」-2番打者が野球の未来を変えるのか?

2番打者論赤坂 英一 PHP研究所 2012-04-19売り上げランキング : 37279Amazonで詳しく見る by G-Tools 思っていた以上におもしろかった。これは野球ファン必読。普通に野 球好き、という人も読んでみたらいい。球場やテレビでの観戦がさらに 楽しくなるはずだ…

【書評】赤瀬川原平「フェルメールの眼」-さすが赤瀬川原平!絵を見る本当の楽しさがわかる

[新装版] 赤瀬川原平が読み解く全作品 フェルメールの眼ヨハネス・フェルメール 赤瀬川 原平 講談社 2012-06-16売り上げランキング : 49502Amazonで詳しく見る by G-Tools 昨日から上野の東京都美術館で「マウリッツハイス美術館展」が始ま った。フェルメ…

【書評】絲山秋子「不愉快な本の続編」-またまたラストがとんでもない!

不愉快な本の続編絲山 秋子 新潮社 2011-09売り上げランキング : 15030Amazonで詳しく見る by G-Tools いやぁ、絲山秋子、スゴいなぁ。いったいどこに行こうとしてるのだ ろう、この人。冒険する作家というか挑戦する作家というか。皆さん、 当然、タイトル…

【書評】糸井重里「ブイヨンの日々。」-これを読んだらさらにさらに犬を飼いたくなってしまう

ブイヨンの日々。糸井 重里 東京糸井重里事務所 2011-04-27売り上げランキング : 1602Amazonで詳しく見る by G-Tools 「ブイヨンの気持ち。」に続く糸井重里の愛犬シリーズ第二弾が出た。 主人公のブイヨンは7歳になるジャックラッセルテリア(女の子)。こ…